毎回、番組では最後に出演者が、「閉店ガラガラ〜」という掛け声から自分の持ちギャグや寸劇を披露する「SURVIVAL TIME」というコーナーがある。その寸劇の中でホリケンが、「お医者さん! 大変なんですよ!」と現役の医師であり芸人のしゅんしゅんクリニックPを呼び、ダンスで「医者あるある」を言うネタを披露させた。しかしその途中、ホリケンが「踊ってないで! 人が死んでんですよ! 人が死んでんですよ」と、彼の胸ぐらを掴んで何度も激しく揺さぶる行動に出たのである。
これに対し、しゅんしゅんは不快感を露わにし「なんすかこれ!?」とマジギレ。するとMCの明石家さんまが「なんすかこれって、これが向上委員会や! なんすかこれはないやろお前!」と説教する事態となった。
そんなホリケンは過去、大先輩であるダウンタウン・浜田雅功もキレさせたこともある。
彼がまだネプチューンを結成する前のフローレンス時代、ダウンタウンやウッチャンナンチャンのお正月特番に出演した時のこと。出演者たちが走って1位を決めるコーナーにて、当初は最後に内村光良が横入りしてゴールし「お前なんだ、ズルいじゃないか!」とツッコミを入れるコント的な演出をやることになっていたという。しかし、ホリケンや原田泰造は、10万円という賞金に目がくらみ、内村が抜いてゴールしようとしたのをさらに抜き返し、1位でゴールしてしまったそう。
今ならば、ホリケンの自由奔放な行動として許されたかもしれないが、当時の彼はまだブレイク前で無名。そのためスタジオのサブではスタッフから「あいつら、なんなんだよ!」「めちゃくちゃだよ、こいつらのせいで」と怒号が飛び交い、さらに、司会の浜田も「お前ら、誰やねん!」とブチギレていたとの事。
この時のことについて、ホリケンは「“やった10万円だ!”って思ってて。そっちの方がでかかったから」と、番組の流れよりも、自身の生活を優先したと告白。しかし、怒られてしまったことについては「打たれ弱いから…。まず『誰だ』って言われたことについてヘコんで。今までライブでもそこそこね、頑張ってたし、築き上げてきたものが一気にバーンって。お母さんの顔が浮かぶみたいな。情けない気持ち」と相当落ち込んだと話している。
だが、そこからネプチューンを結成し、大ブレイクしていったホリケン。そんな彼の破天荒な行動は、昔からだったようだ。