問題となっているのは、新内閣の主要ポストの予想について取り上げていた一幕。ジャーナリストの鈴木哲夫氏とフジテレビ報道局解説委員室上席解説委員の平井文夫氏の予想を元に、スタジオでも出演者が意見を交わすなどしていたが、その中でMCの坂上忍から話を振られた吉田は、「僕やったら、官房長官を佐藤ゆかり(環境副大臣)さんにするかな」と発言した。
>>石破元幹事長は「生理的にダメ」発言で爆笑 『バイキング』安藤和津に「ただの悪口」ドン引きの声<<
これにスタジオからは失笑が漏れ、坂上が「ちょっと待って。すごいところの名前が出て来たな。佐藤ゆかりさん、好きなんですか?」と質問すると、「まあ、好きと言うか、仕事(ぶり)」と答えた。さらに、「官房副長官を、野党のセンスとかをあった方がいいのかなと思って……」と言い、坂上が「お!? 野党から引っ張る!?」と反応すると、「今井絵理子さん」と真顔で指名。他の出演者が困惑する中、吉田は「三原じゅん子さん入れたいんですけど、ちょっと怖いんすよね」と言い、ダルカナル・タカの「女性を登用したいわけだね?」といったフォローが入ったものの、坂上は「これはあれだな。俺の責任として受け止めよう」と吉田に話を振った自身の行動を反省していた。
しかし、この吉田の一連のボケに視聴者からは「意味不明すぎる」「政治についての基本的な知識もないのにボケるために発言しなくていい」「コメンテーターとしてまともなことを言えない、芸人として面白いことを言えないなら黙ってて」といった批判の声が殺到することに。また、「芸人に政治の話を振るシステムになってるこの番組自体よくない」「ただの芸人なんだから新内閣のポストについて聞かれたってこういう事故になっちゃうよ」と、番組自体への苦言も見受けられた。
あくまでトークバラエティ番組である『バイキング』だが、政治についての内容を扱っている以上、あまりにふざけた発言で批判が出るのは仕方のないことなのかも知れない。