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安室に感謝の気持ちを…クラウドファンディングでファンが広告支援を募るが、批判の声も

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安室奈美恵

 9月16日に引退を表明している歌手の安室奈美恵のために、ファンらが感謝の気持ちを伝える新聞広告を掲載しようと動いているようだ。

 「安室奈美恵 916運動〜25年間の感謝を伝える全国プロジェクト〜」と名付けられたこの活動は、朝日新聞社が運営するクラウドファンディング「A-port」内で6月3日にスタート。支援額は1口3000円で、支援すると広告に名前が掲載される。目標額は1千万円だが、12日現在で、すでに半分の500万円近い支援が集まっている。

 この活動が始まったのは、とある台湾のファンが「9.16にファンからのメッセージを新聞広告で出せないかな」とTwitterで呟いたことがきっかけのようだ。この呟きが一気に拡散し、すぐにクラウドファンディングで広告出稿のための資金を募る活動が始まった。

 日本にとどまらず、アジア各国でも愛されている安室だけに、この動きは国境を越えた微笑ましい活動かもしれない。

 しかし、安室のファンの中には、首を傾げる人も多いようだ。

 例えば、ネットでは「ファンの名前を記載するのは感謝ではなく、自己満足では?」「なんか違う。気持ちは分かるけど、儲かるのは新聞社」と批判的な意見から「安室さんの想いを少しでも知っていれば、最大の思いやりは彼女をそっとしておくこと」「大きなお世話」と安室の心中を察する人まで相次いだ。

 確かに、ファンの気持ちも分からなくもないが、お金が絡むとなると少々不安な気配も漂ってくる。

 「ファンらは安室さんを想って始めたことだと思いますが、芸能人の名前使って勝手にお金を集めるとなるとトラブルにもなりかねない。安室さんは引退後の生活については明言しておらず、ひっそりと暮らしたいことが伺えることからも、引退間近のトラブルは確実に避けたいところだと思います。ネット上では、この活動が拡散され、支援金も増え続けているようですが、一部のファンが苦言しているように、『何がベストであるのか』考える必要はありそうですね」(芸能記者)

 今のところ、大きなトラブルはないようだが、安室にとってもファンにとってもいい形の最後であって欲しいものだ。

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