2月の愛知・ナゴヤドームを皮切りに、国内5大ドーム(17開催)+アジア3都市(6開催)を回った安室奈美恵のファイナルツアーは満員の客で終演を迎えた。
東京最終公演は6月2日(土)、3日(日)と2日間に渡って開催され、会場のある水道橋の東京ドームシティは、駆けつけた全国の安室奈美恵ファンでごった返すことになったが、実は6月2日、土曜日の開催については、東京ドームシティ内の物販でちょっとした混乱が発生していたという。
6月2日の東京ドームシティでは、東京ドームで安室奈美恵ライブを行う一方、隣接している東京ドームシティホールではこの日、人気舞台「『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰」の明治座初公演の模様をライブ中継していたのだ。
『刀剣乱舞』は女性を中心に大人気を博しているゲーム作品で、この日の東京ドームは安室奈美恵と刀剣乱舞のイベントがバッティング。グッズの売り場が大混乱となっていたのだ。
特に、安室奈美恵ファンは今回がグッズを手に入れられるラストチャンスのため、列にあぶれてしまった者も多くおり、その結果、いくつかのファンが間違って刀剣乱舞側の列に並んでしまうという事態も発生していたという。
東京ドームのスタッフも「こちらは刀剣乱舞のグッズ販売列です。安室奈美恵さんのグッズ販売列ではございません」と誘導を行ったため、大きなトラブルにこそならなかったが、間違えて刀剣乱舞側の列に並んでしまった安室奈美恵ファンが、慌てて安室奈美恵側の列へ戻るといった光景もあったという。
刀剣乱舞と安室奈美恵は、先月5月にも東京ドームでのイベントかぶりが発生しており、今回2回目のバッティングとなった。
双方とも熱狂的ファンの多いコンテンツだけに、イベントかぶりによる大混乱は致し方なしではあるが、「日程調整などもっと頑張って欲しかった」と語る双方のファンは非常に多いという。