まずは、情報番組などで小沢支持者としてよく密着取材を受ける田中美絵子衆議院議員。2009年の衆議院選挙では自民党の重鎮である森喜朗と石川2区で接戦を演じ、小選挙区では敗れるも、比例で復活当選した。選挙後、彼女が話題を集めたのは、過去に映画「盲獣vs一寸法師」でヌードを披露していたことが発覚したこと。ただ「厳しい経済情勢の中でいろんなことにチャレンジさせていただきました」とさらりと受け流した。また、名古屋市長の河村たかし氏の秘書をつとめていた経験から“河村シスターズ”と呼ばれることもある。
記者会見などでは谷亮子参議院議員も小沢氏の横で存在感を示している。今年7月の参議院選挙で五輪で多くのメダルを獲得した彼女が出馬を表明したことにはビックリしたが、さらに出馬会見で議員のままロンドン五輪を目指すと宣言した時は、あいた口がふさがらなかった方も多いはず。選挙後は「公務が優先」ということを繰り返し述べているが、今は柔道よりも“代表選が最優先”ということか。
週刊新潮に「小沢氏の政策秘書と「『不倫お泊まり』デート」が報じられた青木愛衆院議員はガールズの中でも、もっとも小沢氏から寵愛を受けていると言われている。代表選まっただ中におもわぬスキャンダルとなった。青木氏は独身だが、政策秘書は妻と3人の子どもがいるという。代表選にはどんな影響がでるのか注目したい。
前述の議員とはタイプが違うが、いまや田中真紀子元外相も小沢氏を支持する“ガールズ”の一員といってもいいだろう。「話術はさすがという感じ。本人もここでもう一回、世間に存在感をアピールしたいという感じでしょう。父・田中角栄から続く小沢氏との関係は良好」(政治部記者)。ただ、「盛り上げるのはうまいが、そのトークも中身があるとはいえない。最近は飽きられる傾向がある。小泉内閣をつくった時のような影響力があるかは疑問」とも。
果たして“ガールズ”は小沢氏を民主党代表に、そして総理へ導くことができるのだろうか。それとも…。