冴えない口ぶりだった。この日、2月4日のキリンチャレンジカップ(フィンランド戦)と11日のW杯アジア最終予選(オーストラリア戦)のメンバー25人を発表。会見では格下バーレーンに完封負けした悲劇を「タイミングが悪いのか、私になってバーレーンには3回のうち2回負けてる。すごい確率…」と相性が悪かっただけと言わんばかりに振り返った。
敗戦ショックにも開き直ったが、人選もパッとしない。12月に右ひざを手術した闘莉王の代表復帰と、中村俊輔をはじめ海外組5人を招集するなどお馴染みのメンバー。今年1月になって初めて呼び寄せた海外組の本田圭介は選ばなかった。
会見終了後はフィンランド戦のチケットの売れ行きが悪いことに自ら言及。日本サッカー協会広報担当者の「チケットが若干残っています」というアナウンスにも、わざわざ「(残りのチケットは)若干じゃないので、よろしくお願いします」(岡田監督)と割って入る一幕も。自らの代表チームの不人気ぶりを恥じもせずにPRした。