例えば、数年前の某一流大のA君(仮称)のインタビューによると、
「うちのサークルも学内では伝統のサークルですが、怪しい飲み会はやっていますね。なぜなら、必ずケツ持ちと言われる人が一流企業や芸能界にいますから、彼らに女の子を紹介しなければならないので」
その活動は、クラブイベントを主催して金を稼ぐことを覚える、というような目的だけではなかったのだ。そうして、彼はそのうち自分でも同じようなことをし出した。
「やがて後輩に幾つかサークルをつくらせて、女の子を上納してもらうようになりました。それから彼女たちを黒髪にしてお嬢様だということにして、医者や弁護士に紹介する店を…」
多くは書けないが、「後輩の伝で、○学生が面接に来て、採用した」、というのだから驚く。
現在に至るまで似たような話は尽きない。
一例を挙げれば、どうもこういうイベントサークルの流れから、読者モデルなども大量に斡旋され、学生たちの小遣いになっている可能性もあるようであり、そうなると起業、というにはアヤしすぎるなあ、と思わずにはいられない。