関西のお笑い養成所で出会って、10年に結成。誘ったのは、看護師だったミナコのほうからだ。しかし、わずか4年で解散した。切りだしたのも、やはりミナコだ。20代後半で、本気で婚活しようと決意したからだ。
当時の体重は、90㎏。芸人をやっているからモテないと思いこみ、デブ専が集まるお見合いパーティーに足しげく通った。ところがそこは、ダサ男ばかりが集まる魔界。仕事もプライベートも充実しない毎日に嫌気がさしたとき、ふと「芸人やってたときは楽しかったなぁ」と思い出し、同じ彼氏ナシ生活なら好きなことをしようと一念発起。ワタナベエンターテインメントに移籍して、元相方と再結成した。
“THE W”で超絶なインパクトを残したことによって、今年に入って徐々にテレビ出演が多くなった。「お給料はまだ1万円あったらいい」ようだが、ミナコは食うに困っていない。看護師の給与で生活できているからだ。
「それだけではありません。彼女の実家は、超金持ち。芸人としては貧乏ですが、社長令嬢なので、いざとなったら生きてはいけます。今は仕送りゼロで、なんとか踏んばっているようですが……」(テレビ番組制作会社の現場スタッフ)。
ミナコの実家は北海道。父は、祖父から受け継いだ建設会社を経営しており、実家の敷地面積は2,000㎡。間取りは驚異の10LLDDKKで、自動ドアの玄関だ。北海道という土地柄、玄関は二重扉だ。家の庭にあるのは、祖父の銅像。みずから建てたという。
生まれ育った十勝地方では、役場、エーコープ、そしてこの建設会社が大手就職先のベスト3。知らぬ者はいないという。二十歳のときの記念の振袖は100万円。当時からぽっちゃり体型だったため、布は一般女性より多めだとしても、社長令嬢にふさわしい豪華な着物だ。
ちなみに、現在は都内世田谷区の2LDKマンションにひとり暮らし。3,000万円で購入した。「2,000万円は親に手伝ってもらった」そうだが、残金は長い看護師生活で貯金した身銭だ。
所属しているナベプロは、ブルゾンちえみや平野ノラ、サンシャイン池崎、あばれる君ほか、一発屋要素をふんだんにはらんだピン芸人を多く輩出していることで有名。そんななかどんぐりパワーズは珍しく、上方女流漫才師。ナベプロに神風を吹かせることができるか。太腕オンナ繁盛記に期待がかかる。
ミナコは、インスタグラムの投稿でも人気上昇中。渡辺直美や最近話題の平野ノラに負けず、派手カワイイセンスや共演芸人たちとの写真でフォロワーを楽しませている。SNSでの活躍も話題になってくるだろう。