この日、番組では「先生に対して親はどこまで意見を言っていい?」という特集を放送。幼稚園・保育園や小学校などで、担任の対応に疑問を感じた場合、口を出し過ぎてしまうと「子どもが担任から不遇にされるのでは」という不安を感じ、逆に自分の中に不満をため込み過ぎてもモヤモヤしてしまう、というギャップが生まれてしまうことを紹介していた。
番組では「同じ漢字を書く宿題で、漢字が1つ間違えていたのに丸にされていてモヤモヤした」などの事例が紹介され、それについて出演者が議論していたが、その中で「子どもの前年のクラスに人の悪口を言うAちゃんという嫌われ者の女子児童がいたが、クラス替えの際、Aちゃんを嫌っていた子の保護者がクレームを入れたようで、全員が違うクラスに。学校側にクレームを言わなかったうちの子だけがAちゃんと同じクラスになってしまった。クレームを入れない側が損をしてしまった」というものも取り上げられた。
これに対し、出演していたタレントの熊田曜子は「Aちゃんが可哀想ですよね」としつつ、「この方は『うちの子が損した』って言ってますけど、長い目で見たら、そういう環境に小さい頃からいた方が得というか。だって、大人になってからクラス替えなんてないから」とコメントしていた。
これについて、視聴者からは「いじめならともかく、そこまで大きな問題じゃないのに親が口出すとかないわ」「親が率先してあの子を避けなきゃ!なんてやってたら変な子を差別する子になっちゃうよ」「学校にクレーム入れてまで子供の友達関係まで口出すってぞっとするわ」という声が殺到。そもそも学校にクレームを入れてまで、子どもの交友関係を操作しようとする発想に驚いた人が多かったようだ。
学校は子どもが社会性を身に着ける場とも言われているが、必要以上に親が口出しすることに対し、多くの人は違和感を抱くようだ。