山下智久が主演の本作。原作は、朱戸アオ氏による同名漫画で、天才だが変わり者の寄生虫学者・紐倉哲(山下)が、拡大するウイルス感染や殺人事件の謎を解明していくドラマとなっている。
第1話では、独り気ままに寄生虫の研究を行っている紐倉のもとに、内閣官房のサイエンス・メディカル対策室から、美人官僚の牧野巴(菜々緒)がやってくる。メディカル対策室は、病気や感染症に関する事件の分析を担当する部署である。
牧野は、対策室でさえも解明できない、謎の感染症による死亡事件の解明を紐倉に依頼しに来たのだ。紐倉は、後に彼の助手となる医師・高家春馬(濱田岳)と牧野と協力して、事件解決に挑む――というストーリとなっていた。
今まで“悪女役”でおなじみの菜々緒であったが、本作では人間味あふれるコミカルな演技を見せ、話題となっている。
山下演じる紐倉に、寄生虫患者だと勘違いされ、「今すぐしてくれる?」と検便を促され、「しませんから!」とツッコんだり、彼が義手を取り外すシーンでは、「ひゃあ!」と驚いたり、今までのイメージとは一味違う、エリート女性を演じた。
視聴者からは、SNSを始め、「菜々緒が山Pにドン引きする表情がツボ」「悪女じゃない菜々緒、なんか新鮮」「表情豊かな菜々緒かわいい!イメージ変わった」との声が寄せられた。
「“悪女キャラ”で世間に強烈なイメージを残した菜々緒ですが、あまりにも同じような役ばかりだったので、ファンもマンネリを感じていました。しかし、今回は気丈な雰囲気を残しつつも、主人公に“振り回される系”の女性を演じることで、彼女の新しい魅力が引き出されたのでしょう。」(ドラマライター)
一方、「まだまだ悪女っぽさが残ってる気がする」との声も挙がっている。果たして、本格的な“脱悪女”は成功するのだろうか。今後も彼女の演技に期待したい。