さらに、脚本の変更を余儀なくされることに関しても、「私、えなり君にものを言うのも嫌なのね。そういう申し出をすること自体、私は頭にくる」「肝心の嫁姑問題は絶対にできない。母親と息子のマザコンみたいなものさえ書けない。アホみたいな話ですよ。役者がケンカしてるから、書けないって」と怒りを滲ませた。
2人の間に何があったかは不明だが、えなり以外にも、彼女とトラブルを起こした女優がいる。
今年、ドラマ『それぞれの断崖』(フジテレビ系)の制作発表会見に登場した田中美佐子は、過去にピン子をマジギレさせたエピソードを語った。それは、あるドラマの現場でのこと。その日、田中の最後のシーン撮影が終わり、後は監督のチェックを待つだけだったそう。当時、多忙だった彼女は、翌朝も仕事が早く、急いで帰りたいという思いがあったという。そのため、「確実にOKだと思って」と、スタッフの指示を待たずに、自分だけ先にスタジオを出てしまった。しかし、実際はOKになっておらず、もう1テイク撮ることになったものの、すでに田中は現場に不在。当時は、携帯電話もなかったそうで、現場は混乱したようだ。
すると次の日、田中はフジテレビにて、ドラマで共演していたピン子と偶然、鉢合わせてしまう。そして、ピン子に「ちょっと来い」と呼び出され、「全員残って、ただ1人お前が帰るってなんだ!」と、死ぬほど怒られてしまったと明かした。
また、女優の江口のりこも、今年放送されたバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)にて、ピン子とのエピソードを振り返っている。過去、ピン子と共演したドラマの撮影現場にて、2日ほど寝ていない睡眠不足のまま江口は現場入り。そのため、たった1行のセリフすら覚えられず、本番ではミスを連発してしまったという。これにはピン子が「テメェ! いい加減にしよろ、この野郎!」と大激怒していたそう。
江口は18年のバラエティ『しゃべくり×深イイ最強の独身女SP』(日本テレビ系)でも、この時のことについて語っており、後にピン子から「私があの時怒ったのはたくさんNG出したからじゃないよ。(江口が)自分に負けてたから怒ったんだよ」と説明されたそう。そして、江口は「今では、あのときピン子さんに怒られていて良かった」と感謝を口にしている。とはいえ、当時は相当な恐怖だったようで、その1年後、ピン子を表参道で偶然見かけた江口は、その場から逃げてしまったとも告白している。
ピン子は仕事に厳しい人物なだけに、彼女から“逃げたい”と思ってしまう俳優は多いのかもしれない。