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独占入手! 松井秀喜ついに「次期巨人監督」決断へ

 日米通算164勝を挙げている松坂大輔の“中日入団”、そして世界1位の同4358安打という記録を持つイチローの“日本帰還”という可能性が高まる中、同じく日米でスラッガーとして活躍した“ゴジラ”こと松井秀喜氏が、ついに「巨人監督」を決断したという。今季V逸なら高橋由伸監督が二軍監督への転身を自ら申し出て、1年先輩のゴジラに監督を禅譲するというシナリオのようだ。

 OBの松井秀喜氏(43)は、2月の巨人春季キャンプに、2年ぶりに臨時コーチとして参加することが決まった。年が明け、松井氏の周辺が慌ただしさを増しているのは、今オフに巨人監督就任の意思を固めたからだ。球界を挙げて「巨人監督就任」の環境整備が急ピッチで進行しているのである。

 松井氏は1月15日、表彰プレーヤーで野球殿堂入りが決まった。43歳7カ月での選出は史上最速だ。
 「大変名誉なこと。この上ない喜びと光栄な気持ちです」と素直に喜んだゴジラ。

 そして、同じ昭和49年生まれ“ゴジラ世代”の仲間たちも決起。ロッテの井口資仁監督が旗振り役となり、『昭和49年会』を結成した。元広島の黒田博樹氏、中日の岩瀬仁紀を含め、総勢40人がヤンキースGM特別補佐である松井氏の入会を呼び掛けているという。松井氏が師と仰ぐ長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督のラブコールに始まり、野球殿堂入りで球界OBを味方につけ、同級生たちからは待望論。日本復帰の環境は整った。
 「決定打になったのは、高橋由伸監督(42)が監督禅譲を申し出たこと。松井氏が監督を引き受けてくれるのなら、『自分は二軍監督でチームを支えてもいい』と読売首脳に話しているそうです。高橋監督は松井氏に最も可愛がられた後輩で、2014年に監督就任が決まった際も、読売本社の本命は松井氏だった。しかし固辞され、松井氏が高橋氏に頼み込む形で監督就任が決まった経緯がある。両者にすれば、『松井一軍監督、高橋二軍監督』でも違和感はない。いわば、ワンポイントの先乗り監督。松井氏はその言葉を伝え聞いて、腹を固めたのです」(スポーツ紙デスク)

 ゴジラ松井とウルフ高橋は、1998年から5年間、ともに主砲として巨人の黄金期を築いた関係だ。高橋監督と同年齢で、かつ生年月日もまったく同じ上原浩治氏も協力を申し出ているという。大卒の2人は学年が1つ下ではあるものの、高卒ドラフト1位入団で1年目から活躍する松井氏には、キャリアの違いもあってか頭が上がらない。プロ集団の球界では、入団年次が最優先される。どこまで行こうと生粋エリートの松井氏は絶対的存在なのだ。
 「メジャーリーグに移籍した際の経緯から、今なお巨人と“しこり”を残す上原氏は、現状では巨人に戻る可能性が低い。しかし、松井氏が監督に就任すれば、コーチとして馳せ参じる腹づもり。ストッパーとして現役続行を申し出るかもしれない」(同)

 もとはと言えば、巨人の投打の柱だった2人が渡米したのは、最高峰の舞台を求めたこともあるが、先輩の清原和博氏にチームを牛耳られ、清原派以外のチーム内イジメに嫌気が差したという背景もある。
 一方、巨人からすれば、2人が戻れば本来の“巨人軍は紳士たれ”に時計の針を戻すことができる。
 「この10年、原辰徳前監督の1億円スキャンダルもみ消し事件に始まり、“清武の乱”“野球賭博事件”とグラウンド外を賑わせ続けた。読売首脳は本来の巨人軍野球を取り戻すことで、『もう一度黄金時代を』と願っており、その旗頭に“松井秀喜監督”を据えたい。渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆、長嶋さんの年齢を考えると、これがラストチャンス」(巨人OBの野球評論家)

 1月23日には、米ボストンの自宅から帰国した前ソフトバンクの松坂大輔投手(37)が中日の入団テスト受け、中日は米マーリンズからフリーエージェントになったイチロー(44)の獲得にも動き出している。
 人気も成績もセ最低で、身売り説さえ囁かれていた中日が、元祖“怪物”の松坂に加えて、地元愛知出身の世界的スターも獲得したとなれば、士気が上がり、台風の目になることは確実だ。視聴率、観客動員でも確実に増える。しかも、イチローが中日に入団するとなれば、それは“次期監督”を見据えてのものだろう。
 「イチロー・中日vs松井・巨人」
 中部エリアの新聞戦争を考えれば、これ以外の迎撃策はない。今オフには“同時監督就任発表説”も囁かれている。

 巨人春期キャンプで臨時コーチを務める松井氏は、坂本勇人主将や阿部慎之助の状態を確かめるとともに、即戦力のルーキーや若手を指導する。これも来季を見据えての視察だ。
 2月10日には宮崎キャンプ60年記念「ジャイアンツvsホークスOB戦」に出場する。松井氏は高橋監督と16年ぶりにクリーンアップを組む。3番ライト高橋、4番センター松井。指揮するのはミスター巨人軍。今季の低迷に鬱憤を募らせたファンの期待は高まるばかり。

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