ところが4回に滅多打ち状態となり、連打を浴び被安打7の4失点。悪運が強いのか雨が強まり、2アウトを取ったところで中断し、そのまま試合はノーゲームとなった。
試合後、斎藤は「内容は散々」「この歳で野球をやらせてもらっていることに感謝している」と自虐的な発言をしながらも、「20代の色々なものを洗い流したと良い意味で捉えたい」と最後は前向き。30代の新たな野球生活に、意欲を示す。
ところが、彼に対するファンの評価は厳しい。ストレートにかつてのようなスピードがなく、変化球で「かわす」ことしかできない投球。2軍では6月7日現在、防御率2.51とまずまずの成績だが、1軍レベルでは厳しいと言わざるを得ず、「今季限り」の声が上がっている。
そんな斎藤についてはトレード説も根強く存在。昨年オフにはヤクルトが触手を伸ばし、日本ハム側が断ったと噂されるが、一向に成績が上がらないことや、日本ハムが優勝争いに食い込んでいることなどから、左腕投手とのトレードなら応じるのではないか、との説がある。
「斎藤を欲しがるのは巨人ではないかと。現状非・野球ファンにも知名度のある選手が存在せず、話題性が乏しい状況で、知名度のある斎藤は喉から手が出るほど欲しい。
日本ハムは左腕不足に悩んでおり、中継ぎは宮西しか居ない状況。石井裕也も調子が上がっておらず、こちらも喉から手が出るほど欲しい。年俸面がクリアになれば、森福や杉内などベテラン左腕とのトレードもあり得るかもしれない。
元々大型トレードを繰り返している両球団は信頼関係もあり、大物で扱いにくくなった二岡智宏(現・巨人打撃コーチ)が日本ハムに行ったこともある。何があっても不思議ではない。
また、斎藤自身もブランド好きなので、『巨人ブランド』は欲しいのではないかと。引退後、日本テレビの仕事をしやすくなるし、30代で気分一新と考えても不思議ではない」(野球ライター)
巨人・斎藤佑樹誕生があるかもしれない。