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群馬・高崎署巡査が路上で女子大生襲って逮捕

 路上で女子大学生を押し倒し、わいせつな行為をしたとして、群馬県警捜査1課と高崎署は3月25日、強制わいせつ致傷の疑いで、高崎署交通2課巡査、津久井秀樹容疑者(24=前橋市敷島町)を逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前3時5分頃、同県高崎市上並榎町の路上で、自転車で帰宅中だった大学3年の女子学生(21)を押し倒し、スカートをめくり上げて服を脱がそうとするなどのわいせつな行為をした上、女性のヒザなどに軽傷を負わせた疑いが持たれている。学生が大声を上げたためそのまま逃走したという。

 県警によると、同容疑者は「若い女性の体を触ってみたかった」と容疑を認めている。現場近くのスーパーの駐車場に車を停めていたと供述しており、県警は計画的犯行と見て、同容疑者を厳しく追及している。

 また、県警によると、同日午前4時45分頃にも、先の現場から500メートルほど離れた路上で、自転車で走行中の大学1年の女子学生(19)が同様の手口で押し倒された強制わいせつ未遂事件が起きているが、こちらにも関与をほのめかしているという。

 犯行後の午前5時半頃には、現場付近の路上で高崎署員から職務質問を受けているが、「ジョギングをしている」などと否認。同署員は任意同行しなかったという。

 同容疑者は26日付で前橋東署へ異動する予定で、犯行当日の午前0時頃まで高崎署で残務整理をしていた。犯行後、25日は公休。26日は午前8時すぎに出勤したが、目撃情報などから同容疑者が浮上。県警が事情聴取したところ、容疑を認めた。

 県警の小林政夫首席監察官は「深くお詫びしたい。事実確認の上、厳正な処分を検討する」と話している。相次ぐ警察官による不祥事。よもや、夜道を自転車で走っていて、警察官に襲われるとは誰も思わないだろう。警察への信頼も失墜しかねない。
(蔵元英二)

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