同大の説明によると、1月8日午後3時頃、同大キャンパスの建物間の通路で、「全裸になっている男性がいる」と学生から事務局に通報が入った。職員が現場に駆け付けてみると、裸になっていたのは講師で、保護して事情を聴いた。
講師はキャンパス内で女子学生と口論になり、「私に信じてほしいならば、ここで裸になってくれ」と要求されたという。講師は独身で、約半年前より、親も同意の上で、この女子学生と生活をともにしていた。
この女子学生は日頃より情緒不安定な面があり、講師によると、感情が高まると突発的にどんな行動を取るか分からず、彼女の言う通りにしないと収まらないということを経験的に知っていたため、全裸要求に従ってしまったという。
その際、衣服を女子学生が持ち去ってしまったので、講師はしばらく全裸のままの状態となり、他の学生に見つかる事態となった。
講師は「女子学生の不安感を払拭させるために取った行動とはいえ、極めて軽率な行為であった」と深く反省し、同大に対して辞意を表明。
同大側は「どのような事情であれ、当該講師の行為は公序良俗に反するものであり、本学の規定にも違反します。本学は厳正なる対処をすべく判断した」として、理事長が辞表を受理した。
同大は仏教系の大学で、教員にも、より倫理観が求められるはずだ。そもそも、親子ほど年が違う教え子と交際はおろか、同居すること自体、教員として問題なのでは?
(蔵元英二)
*写真イメージ