都教委によると、この教員は昨年4〜5月、生徒会活動の指導で知り合った当時2年の女子生徒に対し、「LINE」で「抱かせろ!」「他の子と付き合う。嫉妬すんなよ」といった不適切なメッセージを170通送信した。
さらに、自分の顔写真をネット上に投稿した別の女子生徒に、「LINE」で、「オレが警察に言えば、停学退学になる」などと脅した。
聞き取りに対し、教員は「立場をわきまえず、友人のノリで接してしまった」などと話しており、不適切メールの送信を認めている。
また、都教委は区立中学校の男性教員(29)が、今年6月、生徒指導名目で教材室に呼び出した女子生徒に、「スカートが短い」などと言って、スマートフォン(多機能携帯電話)の動画機能を使って、後ろからスカート内を盗撮したとして、12月24日付で懲戒免職処分にした。
この教員は「ストレスがあり、スリルに満足感を得ていた」などと話しているという。
この他に、都教委は同日付で、セクハラで過去に懲戒処分を受けているにもかかわらず、5月に教育実習中の女子大学生のヒザや手を50分間にわたって触るなどしたとして、多摩地区の中学校に勤務する男性教員(45)を停職3か月の懲戒処分にした。
さらに、児童や生徒への体罰で、23区内の小学校に勤務する男性教員(39)を停職1か月、多摩地区の中学校の男性教員(29)を戒告の処分にした。
(蔵元英二)