高知県警土佐署は12月7日、ショッピングセンターで商品を万引きしたとして、窃盗容疑で、同県高知市の市立小学校の女性教諭(55=同市横浜新町)を現行犯逮捕した。教諭は「店の商品を盗んだことに間違いありません」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、同日午後4時5分頃、同県土佐市高岡町のショッピングセンターで、化粧品や靴下、下着など38点(計6万2101円相当)を盗んだ疑い。
同署によると、教諭は万引きする前に、この店で一度買い物をした。そして、再び買い物をするふりをして、買い物かごに化粧品や衣類などを次々に入れて、試着室に入った。
そこで、レジを通していない商品を、直前に受け取ったレジ袋に詰めて店外に出た。しかし、その様子を警備員が見ており、問いただしたところ、盗んだことを認めた。
教員の逮捕を受けて、高知市教育委員会の松原和廣教育長は「心からお詫び申し上げます。信頼回復に努めてまいります」とコメントしている。
その手口から見て、衝動的なものではなく、計画的犯行であることが明らか。しかも、実に6万円を超える商品を盗むなど、かなり悪質だ。
年齢を考えても、それなりの報酬をもらっていることだろうから、金に困って万引きしたわけでもないだろう。
教師とあれば、生徒に「人の物を盗ってはいけません」と教えているはず。その教師が万引きをはたらいたのでは、しゃれにもならない。
(蔵元英二)