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力士から新聞記者に華麗なる“転職”!

 角界では史上3人目の国立大出身で、史上初の旧帝国大出身力士の元三段目・舛名大(26)=本名:田中周一=千賀ノ浦=名古屋大卒が、現役を引退し、4月から中日ドラゴンズの親会社でもある中日新聞社で記者として勤務することが分かった。

 日本相撲協会では八百長問題のため、基本的には引退届けを受理しない方向だが、舛名大は八百長に関与していないことが明らかであるため、2月25日付で承認された。

 舛名大は愛知県出身で、名古屋大工学部化学・生物工学科卒業の秀才。全国国公立大学対抗相撲大会で活躍し、千賀ノ浦親方から勧誘を受けた。大学院受験に失敗したこともあり、角界入りを決意。名大在学中の06年11月場所で初土俵。09年5月場所では最高位の三段目89枚目まで昇進したものの、頚髄損傷の大ケガを負い、同年9月場所より休場。10年5月場所からは番付外に転落。手術を受けて、再起を目指したが現役続行を断念した。

 元力士が新聞記者に転身するのも異例だが、大手企業に就職するのも異例中の異例。元力士の第2の人生については、不安がつきまとうが、このケースは今後引退する力士に勇気を与えたに違いない。

 舛名大は「相撲に関わる仕事がしたい」と相撲担当記者を志望している。
(ジャーナリスト/落合一郎)

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