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球宴の裏で金本監督が決断! 秋山に藤浪の代役はさせない…

 オールスターゲームの第一戦がナゴヤドームで行われた(7月14日)。その華やかな舞台とは裏腹に、金本知憲監督(49)が悩んでいるという。阪神から選出されたマルコス・マテオがパ・リーグ打線に決勝打を献上してしまったが、そのことではない。17日からペナントレース後半戦が再開される。僅かではあるが、休日を挟むため、先発投手のローテーションをどう組み直すか、金本監督は決断を迫られていた。

 「球宴で指揮を執るのは、前年度の優勝監督です。Aクラス入りしたチームの監督がコーチ役を務め、Bクラスだった監督は『夏休み』となります。金本監督には考える時間がたっぷりあって…」(ベテラン記者)

 「夏休み」とは言っても、自軍の練習を見なければならないので完全休養とはならないのだが…。

 阪神は本拠地・甲子園球場で後半戦を再開させる。対戦チームは首位・広島だ。これ以上ゲーム差が開けば、広島の独走態勢となってしまう。当然、「3連勝」を狙うだろう。最低でも「勝ち越し」が必須となるが、その広島戦を任せる3人の先発投手が決まらないのだ(同日時点)。

 「順当にいけば、メッセンジャー、秋山、岩貞でしょう。でも、問題なのは秋山です。後半戦、秋山に何曜日を託すべきなのか…」(関係者)

 プロ8年目の今季、秋山拓巳(26)は大きく成長した。ルーキーイヤーにプロ初勝利を挙げたものの、その後は主に二軍暮らし。腐らずに懸命に努力した結果が今季のローテーション入りにつながったが、その活躍が金本監督を悩ませている。

 「前半戦、秋山は火曜日を任されてきました。火曜日は3連戦のスタート。対戦カードを週別に見た場合、3連戦の初戦は火曜日と金曜日ということになります。監督の立場からすれば、火曜日を任せた投手には、次の日曜日まで計6試合をこなさなければならないので、できれば中継ぎ投手を温存したい。長いイニングを投げてもらいたいと思っています」(前出・同)

 秋山はここまで7勝4敗、十分に首脳陣に期待にも応えている。しかし、試合中盤に失点する傾向もあり、秋山の登板した試合を確実に勝利につなげるとすれば、6回あたりで中継ぎ投手と交代させたほうがいい。また、プロ8年目とはいえ、開幕からローテーション入りしたシーズンは今年が初めてだ。ここまでの頑張ってきた蓄積疲労が夏場に出て来ないとも言い切れない。

 「本当は、後半戦から藤浪(晋太郎=23)を一軍復帰させる青写真もあったんです。昨季までは、火曜日が藤浪、金曜日がメッセンジャーというローテーションでしたし」(前出・同)

 その藤浪は7月2日の二軍戦でも“結果”を出せなかった。5回途中、相手バッターの頭部を直撃させ、危険球退場となった。「この試合で好投すれば、後半戦から一軍合流」と首脳陣は考えていたのだが、二軍落ちした原因でもある制球難はまったく解消されず、逆に「今季はいないものと考えたほうがいい」の声まで出る始末。完投能力の高い藤浪の不振が、中継ぎ投手を登板過多にさせ、他の先発投手たちも「長いイニングを投げなければ…」と追い詰めているのだ。

 「藤浪の制球難ですが、頭部直撃死球によるイップスも指摘されています。WBC球とNPB公式球の違和感にいまだ苦しんでいるとの指摘もあれば、そのWBCでカットボールを多投したツケで、ストレートのキレを喪失したとの見方もあります。いずれにせよ、復活まで時間が掛かりそう」(プロ野球解説者)

 先発投手は「中6日」で投げるので、秋山を17日からの広島戦で使えば、後半戦も自動的に中継ぎ投手を出しにくい“火曜日”で投げ続けることになる。かといって、広島とのゲーム差をこれ以上大きくさせたくないので、好調の秋山をぶつけたいところ。

 金本監督は球宴第2戦で登板する秋山をテレビ観戦しながら、「長いイニングを投げさせて疲れさせてくれるなよ」と、広島・緒方孝市監督に祈っているのではないだろうか。

(スポーツライター・飯山満)

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