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棚橋弘至、オカダ・カズチカ、後藤洋央紀、飯伏幸太が、ジェイ・ホワイトと対峙!

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棚橋弘至、飯伏幸太

新日本プロレス
『旗揚げ記念日』
▽6日 東京・大田区総合体育館 観衆 4,000人(札止め)

 『旗揚げ記念日』史上初の外国人同士によるメインイベントとなったIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトとNEVER無差別級王者ウィル・オスプレイのスペシャルシングルマッチ。29分を超えた激戦はおおむねオスプレイが攻めていたが、最後にオスカッターを変形ブレードランナーで切り返し、直後に正調のブレードランナーを決めたジェイが「一撃必殺」で勝ってしまった。

 いつの間にかチャンピオンとしての闘い方を身につけたジェイにはあっぱれだが、ここで外道が椅子を持って登場し、ジェイにオスプレイを殴打するように指示。するとゲスト解説を務めていた飯伏幸太が、オスプレイの救出に入り椅子を取り上げると、チェーズ・オーエンズを筆頭にバレットクラブ勢が登場し、飯伏を襲撃した。

 飯伏はケニー・オメガとのつながりからバレットクラブと超党派でタッグを組み、特にオーエンズとは組む機会が多かった。これでバレットクラブとは完全決裂となった。そのとき、棚橋弘至、オカダ・カズチカ、後藤洋央紀が飯伏とオスプレイの救出に向かい、場内は騒然となった。

 ジェイ&外道に、棚橋ら超党派の4人が対峙する光景は、ウルトラ兄弟がそろい踏みして凶悪怪獣を相手にするような雰囲気があった。それだけジェイがモンスター化したということだろう。ジェイが退場すると、飯伏がオスプレイを抱き起こし握手。その後、5人は向き合い8日から開幕する『ニュージャパンカップ』(NJC)に向けて自分自身を指差し、1人ずつ退場していった。

 棚橋、オカダ、後藤はセミファイナルで、内藤哲也&EVIL&SANADAのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン最強トリオと対戦。後藤が後藤式でSANADAから3カウントを奪っており、NJCで優勝すると宣言した。すると棚橋が「待て待て待て」と誰かを思わせるフレーズを叫ぶと「ちょっくら優勝してきます」と優勝宣言。最後にマイクを持ったオカダは「先輩!すいません、ニュージャパンカップは、大本命のこのオカダ・カズチカが優勝します!」と最後に締めてファンから歓声を浴びた。

 インタビュールームではEVILが「待て待て待て」とリング上の棚橋の言葉を拝借して優勝宣言すると、内藤は「後楽園のカードが決まってないけど、彼とやりたいね。彼も俺とやりたいと思ってるんじゃないの?飯伏幸太」とNJC1回戦で対戦する飯伏との前哨戦をリクエスト。「平成最後のNJC」「優勝すればMSGのメイン」と今回のNJCはオイシイ条件がそろっている。

 大会終了後、オカダは「まあ、助けに行ったわけでもないからね。病み上がりの人なんてどうでもいいし。オスプレイは助けたけども、もうひとりいた人は関係ありません。そして俺が優勝してIWGPのベルトを取り返します!」と飯伏との共闘を否定。

 しかしかつて柴田勝頼とともに飯伏と組み、最近ではNEVER無差別級王座をめぐり争っていた後藤は「飯伏、NEVERのこと覚えてるか?お前のことを一番よく分かっているのはこの俺だ。行くところがないんだったら、この俺と組まねぇか?そしてジェイ・ホワイト!俺たち全員がお前の首を狙ってることを忘れんじゃねぇぞ」と前向きなコメント。

 ここで飯伏が現れ「やっと、やっと、自分の考えで決断することができました。本当に、本当に…」と言ったところで、棚橋が現れ「棚橋さん、ありがとうございました。すみませんでした。いろいろと。そしてこれからもよろしくお願いします!」と頭を下げると、棚橋は「おいっす!棚橋&飯伏組もあるでしょう」と話し控室へ。飯伏は「頑張ります!やります!」と今後は超党派で闘っていくと誓っていた。

 軍団再編が進んでいる新日本マットだが、MSG大会以降に向けた動きも気になるところだ。

取材・文・写真 / どら増田

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