格闘家であれば世界的に誰もが立ってみたいニューヨークの殿堂、MSGのメイン出場枠「1」を狙って、今年は史上最多となる国内外から32選手が参加。参加を訴えていたIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也は、3.10尼崎市記念公園総合体育館大会での1回戦で、1.4東京ドーム大会以降欠場していた飯伏幸太のシングル復帰戦の相手を務めることになった。1回戦最大の星の潰し合いとして注目される。内藤はIWGPヘビー級王座と史上初となるIWGPシングル王座二冠王を狙っており、飯伏も復帰早々インパクトを残したいところ。1回戦でどちらかが消えてしまうのはもったいないが、勝てば優勝候補筆頭になると言ってもいいだろう。
真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス』から卒業している天山広吉、小島聡、永田裕志、中西学の第3世代は揃って出場。注目は3.8後楽園大会の1回戦で実現する永田対石井智宏だ。両者は21日に行われたタッグマッチで試合後まで大乱闘を繰り広げており、バックステージでも永田は怒り心頭だった。激戦必至である。ヤングライオンからは海野翔太が大抜擢。3.10尼崎大会の1回戦でいきなり前IWGPヘビー級王者の棚橋弘至とシングル初対決を行う。このカードは数年後に価値が出てくる可能性が高い。
その他、NEVER無差別級王者ウィル・オスプレイ、デビッド・フィンレー、トーア・ヘナーレ、チェーズ・オーエンズ、久々の新日本マット登場となるCHAOSの新メンバー、マイキー・ニコルス、ヒクレオ、コルド・カバナが初出場。もちろんIWGP USヘビー級王者ジュース・ロビンソン、真壁刀義、本間朋晃、マイケル・エルガン、オカダ・カズチカ、後藤洋央紀、YOSHI-HASHI、EVIL、SANADA、バッドラック・ファレ、鈴木みのる、タイチ、ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.、そして前年度優勝者のザック・セイバーJr.も参加する。
トーナメント準決勝は3.23新潟・アオーレ長岡大会で、決勝は翌3.24長岡大会で行われる。MSGメインイベントへの切符を獲得するのは誰か?
取材・文・写真 / どら増田