日頃、不摂生極まりない生活を送る代々木姉妹。しかし、彼女たちも一応、女性タレントだ。美容にはしっかり気をつけなければいけない。そこで、今回、二人は小顔矯正を受けることになった。小顔矯正といえば、ゴキゴキ鈍い音が鳴り響いたり、首がありえない方向を向いたり…そんなイメージがある施術だが、果たして二人はどうなってしまうのか。今回、お世話になるのは、池袋にある「東京ボディセラピストサロン」。「美しくはなりたいけど、痛いのはイヤ」。そんな複雑な思いを抱えながら、現地へ到着。
担当して頂くのは、山田光敏先生。とっても温和な笑顔で二人を出迎えてくれた。この笑顔で、ボキボキ、ミシミシ、バッキバキと二人を施術するのか。笑顔が逆に不安になる二人。いつもの通り、どっちからはじめるかでひと悶着おこす代々木姉妹だが、これもいつも通り、二人の力関係、アサノ曰く“お姉ちゃん特権”でちぇきからスタートすることが決定。
「私、頬骨が気になるんです」と不安そうにベッドに横になるちぇきに、先生は、「緊張しなくても大丈夫ですよ」とやっぱり笑顔。そうして、ちぇきの顔をゆっくりと静かに触り始めた。想像していた施術とは、まったく違うものに、ちぇきはリラックスモード。40分程度の施術後、鏡で確認してみると、あら不思議。さっきまで垂れていたちぇきの目元と頬がしっかり上向きに。代々木姉妹にこんなおいしい取材があっていいのだろうか…。
そんなちぇきの施術中、別室でアサノは不安そうに待機。マネージャーが控室に戻ってくるたびに、「痛そう? 痛そう? 大丈夫かな?」と確認。「全然、痛そうじゃないよ、大丈夫だよ」と不安を払しょくしてあげるほど、代々木姉妹のマネージャーは甘くない。「ちぇきは暴れまわって痛がっているよ、だいぶ痛そうだね」と虚偽の報告で、アサノの不安を倍増させる。「痛いのヤダ、痛いのヤダ、ヤダ、帰っていいかな」とアサノのテンションは下がりに下がりまくって、今にもここから逃げ出しそうだ。
そんなアサノであったが、施術を受ければ、結局、至福の時間を満喫。ちなみに、施術をすれば、本人の生活習慣も把握することができるようで、「寝不足ですね。夜遅くまで起きていますよね」とアサノに一言。仕事であるマンガの連載の締め切りに追われ、それ以外も、深酒で夜遅くまで起きているアサノの生活は完全にバレバレのようだ。先生の最後の一言、「このまま睡眠不足が続くと死期が近づきますよ」。
結果的に、とってもおいしい思いをして、取材を終えた代々木姉妹。矯正を受けたお互いの顔を褒めあいながら、二人は珍しく仲良くミッションを終えたのであった。次回は絶対、甘くないからな〜。
■代々木姉妹
アサノ光とちぇきの女の子二人からなる“マンガ家ユニット”。身体を張ったネタ活(体験取材)で巷を賑わす。そのネタ活は様々で、マンガやブログでは描かない、描けない、描いちゃいけないことも体験する。
○ブログ
「代々木帝國」http://ameblo.jp/yoyogi-sis/
○マンガ連載
・『スーパーパチスロ777』毎月19日発売(竹書房)
・『本当にあった笑える話 Pinky』毎月21日発売(ぶんか社)