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「天皇」という呼称は確固とした国際儀礼であることを無視する国は『韓国と北朝鮮』だけ

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提供:週刊実話

 政府は10月22日の新天皇の「即位の礼」に、日本が国家承認している195カ国の代表者と欧州連合(EU)の大統領、欧州委員長、国連事務総長らを招待すると発表した。即位の礼は新天皇の海外へのお披露目という意味合いが強く、招待国は絞らない形式を採用した。

 「現在、世界で公式に『エンペラー(皇帝)』と呼ばれるのは日本の天皇のみです。これは確固とした国際儀礼です。世界に『キング(王)』はいるものの皇帝は天皇を除いて残っていません。国際社会において、天皇のみが『キング』よりも格上とされる『エンペラー』と見なされているのです。日本人が誤解しているのは、天皇がかつての大日本帝国の君主であったため『エンペラー』と呼ばれたと思われがちですが、1889年の大日本帝国憲法発布時よりもずっと以前に、天皇は欧米人から『エンペラー』と呼ばれ、尊敬されていたのです」(国際ジャーナリスト)

 根拠は、ドイツ人医師のエンゲルベルト・ケンペルという人物が著し、欧州中で大ヒット・ベストセラーとなった『日本誌』だ。ケンペルは1690年から2年間、日本に滞在して、帰国後この著を残した。

 「『日本誌』の中で、ケンペルは『日本には聖職的皇帝の天皇と世俗的皇帝の将軍という2人の皇帝がいる』と書いています。1693年ごろに書かれたこの『日本誌』が、天皇を『皇帝』とする最初の欧米文献史料と考えられています」(同)

 ナポレオンが19世紀初頭に突如、皇帝になったことは欧州の保守派の間では到底、認められるものでないばかりか、ほとんど嘲笑の的だった。なぜか。皇帝には血統の正統性が要求されるからだ。

 中国の上海海洋大学元教授の伍漢霖(ウー・ハンリン=84)氏は「ハゼ」の権威だが、研究の元になったのが、当時皇太子だった現天皇の研究で、それ以来、毎年「賀正 明仁」としたためられた年賀状が届く。伍元教授の宝物だ。中国の人々も国際儀礼としての「天皇」を認めているのだ。

 翻って世界で「天皇」を認めていない2つの国がある。北朝鮮を日本は国家承認していないので除くとして、天皇を「日王」と蔑称で呼ぶ韓国は、現天皇を「戦犯の子」と言った。「即位の礼」に出席するかどうかは分からないが、新天皇を「戦犯の孫」とでも言うのだろうか。

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