(集計方法:11月30日〜12月3日までの4日間、全国の30代〜40代の男女100名ずつ、合計200名にインターネットでアンケート)
1万円札部門で見事1位に輝いたのはソフトバンク孫正義社長。東日本大震災時の100億円の寄付やメガソーラー構想などが評価された模様だ。もっとも、メガソーラーに関しては依然“大風呂敷”との見方も強い。氏のtwitterによれば計画は順調に進んでいるようだが、その実現性に疑問を抱く者は少なくないようだ。
自由回答では、10月に死去した米アップル社の共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏の名を上げる人も目立った。20代で億万長者に上り詰めたジョブズ氏。もし本当に1万円札になったとして一番困るのは、やはりiPhoneを持っていないあの会社だろう。
一方5千円札部門では、なでしこジャパンの澤穂希選手が1位という結果に。また、3位には同じくなでしこジャパンの佐々木監督が選ばれている。東日本大震災という未曾有の危機により、日本全体が重苦しい雰囲気に包まれた2011年。そんな中でのワールドカップ優勝である。国民栄誉賞だけでなく紙幣の肖像画に…という声が上がってもたしかに不思議ではない。
残る1千円札部門の1位は、ドラマにCMにと大ブレーク中の天才子役・芦田愛菜。ライバル・大橋のぞみの最年少記録を塗り替える7歳6か月での紅白出場も決まり、大女優への道を着々と歩んでいる。その他では、マー君こと楽天の田中将大選手が3位にランクイン。ダルビッシュとの熾烈な争いを制して見事沢村賞に輝いた今年。来年は大台の20勝に期待したい。
なお、同時に行われた「今年1年の貯金額は?」とのアンケートには、4割が「ほとんど貯金していない」と回答。また「2011年の自分の財政状況は?」との問いには、約半数が「悪かった」「どちらといえば悪かった」と回答している。東日本大震災、超円高の経済への影響が改めて浮き彫りとなった格好だ。