猛暑が続いた今夏、2週間休みなしで練習をこなしたという小橋。脱水症状に気をつけなければいけない内蔵の病を抱えながらも、40度は優に超える道場の暑さに耐えられたことには自身でも手応えをつかんだ様子。
「主治医と食事制限など約束せざるをえ得ないところは守っている。ただベストの状態で復活するためにも練習のレベルは上げていく。そこだけは譲れない」と休養前の肉体を取り戻すべくトレーニングを続けている。
そのかいあって休場前のスーツも着こなせるまでに体重も回復。しかし「身体は確実に大きくなっている。大きくなる中で内蔵との微妙な関係があってね」と練習量に比例して内蔵への影響も否めないのが現実だという。
あくまで自身では年内復帰が目標であると強調していたが「こればっかりは自分だけで決めていいものでもない。無理という言葉は使いたくないが、ツケが回ってきたのかもしれない」ともどかしい思いを吐露した。
年内復帰に向け確実に前進は続けているものの、歯がゆい現実との闘いに小橋は苦悩しながらリング復帰を目指している。