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地に堕ちた過去の栄光 元柔道金メダリストの内柴氏がセクハラでクビ!

 元柔道金メダリストで九州看護福祉大(熊本県玉名市)の女子柔道部コーチの内柴正人客員教授(33)を、同大は11月29日付でセクハラ行為により懲戒解雇処分としたことを発表した。

 9月下旬に内柴氏からセクハラ被害を受けたという女子部員の関係者から同大に情報が寄せられ、同大は調査委員会を設置して、非公開で事実関係を調べていた。調査によると内柴氏は、9月19日、被害者とされる女子部員とホテルで、未成年であることを承知の上で、ともに飲酒。その上で、セクハラ行為に及んだ。内柴氏は事実に関しては認めているが、「合意の上だった」と話しているという。

 合意もなにも、相手は未成年の女子部員である。内柴氏は客員教授であり、柔道指導者。未成年の飲酒を黙認したうえで、セクハラ行為に及ぶというのは許されない行為だ。ましてや内柴氏には、家族もあるのだから言い訳は許されない。

 内柴氏は04年のアテネ五輪、08年の北京五輪の66キロ級で2連覇を果たした。昨年4月に同大女子柔道部のコーチに就任。同年10月に現役引退を表明。今年1月には同大の客員教授に就任していた。04年には出身地の熊本県から県民栄誉賞、合志町(現合志市)から町民栄誉賞も受賞している。

 長い日本柔道界の歴史において、五輪で2度金メダルを獲得したのは男子では内柴氏、斉藤仁氏、野村忠宏氏(3連覇)のわずか3人しかいない。女子でも谷亮子氏(旧姓田村)、上野雅恵氏、谷本歩実氏の3人だけ。それだけ偉大な実績を残した内柴氏が、このようなハレンチ行為を犯したのは大変残念なこと。過去の栄光も地に堕ちてしまった。内柴氏の行為は日本柔道界に泥を塗った形だ。
(落合一郎)

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