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不在連絡票盗みクレジットカードを不正入手し商品等を詐取

 集合住宅の郵便受けから盗んだ不在連絡票を使ってクレジットカードを不正入手し、商品をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は7月19日までに、詐欺容疑で無職・日暮忠雄容疑者(69=東京都足立区千住東)を逮捕した。「年金が少なくて生活に困っていた」などと、容疑を認めているという。

 同隊によると、日暮容疑者は都内の集合住宅をチラシのポスティングを装って回り、割りばしの先端に粘着テープを貼り付け、郵便受けから、クレジットカードが郵送された際の、不在連絡票を盗んだ。

 日暮容疑者は不在連絡票に記載がある氏名をもとに、運転免許証を偽造。本人に成り済ますなどして不正にクレジットカードを入手していた。名義人の6割は女性だったが、小規模な郵便局に郵便物を転送させた上で、配偶者を装い受け取っていたという。

 逮捕容疑は、文京区に住む40代女性のクレジットカードを使って、中央区八重洲にある紳士服販売店と薬局からズボンや薬など10点(計約2万6000円相当)を詐取した疑い。

 日暮容疑者は09年秋から、だまし取った他人名義のカード26枚を使って、韓国に50回以上渡航。ブランド品や朝鮮ニンジンを購入し、転売して換金していた。被害額は総額で約886万円に上るとみられる。

 「年金が少なくて生活に困っていた」と言われても、趣味で韓国に50回以上渡るなど、生活費の足しに充てていたとは到底思えない。被害額は900万円近くに及んでおり、その言い訳はとても通用しないであろう。
(蔵元英二)

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