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他人名義のカード悪用! ネット通販で1億円相当購入

 他人名義のクレジットカード番号などを家電量販店の通販サイトに入力し、ノートパソコン(PC)を不正に入手したとして、警視庁サイバー犯罪対策課と丸の内署は6月12日までに、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、無職・後藤吏岐(さとき)容疑者(48=福岡市博多区空港前)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年4〜5月、家電量販大手「コジマ」の通販サイトで、山梨県の50代男性のカード番号や有効期限などを入力して、PC1台(約8万3000円)を購入し、後藤容疑者の自宅に配送させて盗んだ疑い。PCはリサイクル会社に転売していた。

 後藤容疑者はネット上の「裏アルバイト情報」というサイトで知り合った別の男と共謀し、09年9月〜今年4月に、複数の通販サイトに約190人分のカード番号を入力、PCやデジカメなど家電660点(約1億円相当)の商品を不正入手したという。

 後藤容疑者は商品の転売役とみられ、報酬として約550万円を得ていたという。不正使用されたカード情報は複数会社のものに及んでおり、同課は男の行方を追うとともに、カード情報を入手した経緯を調べている。

 後藤容疑者は調べに対し、「盗品とは知らなかった。報酬は受け取っていたが、依頼人については知らない」などと供述しているという。

 悪用したカード情報が約190人にも及んでいることから、組織的な犯罪の可能性もある。現代は簡単にネットでモノが買える便利な時代だが、このように悪用されてしまう恐れもあることを認識してかなければならない。
(蔵元英二)

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