※オリックス13勝10敗1分け
▽24日 京セラドーム大阪 観衆 22,475人
オリックスが本拠地、京セラドーム大阪の4連戦の初戦を24日同所で行ったが、今シーズン得意としているロッテ相手に2-8で惨敗。本拠地での日曜、祝日での開催もこの日が最後だっただけに、多くのファンが詰めかけたが、期待に応えることが出来なかった。
試合はオリックスが10勝まであとひとつに迫っている西勇輝が先発。「なんとか最少失点で粘りたかった」という西だが、5回までロッテ打線を相手に59球、2安打、1四球の好投でスコアボードに0を並べていたものの、6回に先頭の平沢大河に5号ソロを打たれると、ロッテ打線に捕まり、安田尚憲、鈴木大地に連続タイムリーを浴びてKOされてしまう。その後、8回には4番手の比嘉幹貴が7回からの回跨ぎで続投すると、無死満塁のピンチを招き、岸田護に交代。しかし、岸田は安田を押し出し、細谷圭の三ゴロの間に1点、さらに田村龍弘にタイムリーを打たれて3失点。最終回も岩本輝が安田に2点タイムリーを打たれるなど、8回以降の継投が完全に裏目に出た。
打線は5四球と乱調だったロッテ先発の土肥星也相手に毎回ランナーを出すなど、度々チャンスはあったが、あと一本が出ず、3回に犠牲フライを、8回には益田直也から24号ソロを放ったロメロの2得点だけに留まった。西は13敗目。
試合後、指揮官は「チャンスがあっただけに…」と打撃陣について語ると、西については6回のピンチについて触れ、「あそこで踏ん張って欲しかったですけどね。なんとか自分の手で一生懸命やって欲しかったんですけど。粘って。それまでは粘りのピッチングというところやないですか」と振り返った。失敗した継投に関しては、「まあピッチャーの枚数のこともあって、延長まで考えたときに、比嘉続投で。右が続くだけにですね」と説明した。
最後にこの日敗れたことで、残り試合を全勝しても68勝70敗と、4シーズン連続での借金シーズンを終えるのが確定したことついて問われると「そうですね。全部自分の責任やないですか。そこは!」と厳しい表情で自身の責任について言及。福良監督は球団からの続投表明に対して、“保留中”とされることで去就が注目されているが、この言葉はどんな意味を持っているのだろうか。ちなみに3位日本ハムも敗れたため、Bクラスはまだ確定していない。
25日はソフトバンクと対戦する。オリックスはローチ、ソフトバンクは東浜巨が予告先発で発表され18時試合開始予定だ。
取材・文・写真 / どら増田