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需要のない音楽会「究極のモテキバンド・THE CLASH」

 今「モテ期」という言葉がTVドラマと相まって流行っているようだが、モテと言えばバンドマン! じゃあ「その中で誰が一番モテたんだ?」という話になった時に、筆者が推薦したいのはTHE CLASHである。X-JAPANもシドもあくまで国内の話。THE CLASHはワールドワイドでのモテ期を体験しているのである。本人達は「バンドやってモテた」とかそういう事に興味がないようで、公でほとんど発言していないが、彼らの全盛期である1980年前後の追っかけは、何とパリやロンドン、ミラノやニューヨークのファッションモデル達だというではないか。今で例えるとナオミ・キャンベルや川原亜矢子が「キャー!」と追っかけてくるのである。これを世界最大のモテ期と言わずしてなんと言えばいいのだ!?

 他にも世界中の音楽ライター達の間で言い伝えられている格言がある。「アーティストをインタビューしている途中に話題に困ったら、THE CLASHの話をしろ。そうすれば1時間はもつ」というものである。その「モテ」たるや女性だけではなく、彼らは現在でも世界中のポピュラーミュージックのアーティストに影響を与えており、THE CLASHの「モテ期」は終わっていないと言えるだろう。

 気になるとすれば若年層、特に日本人が彼らの事をほとんど知らないのが不思議というか、不気味というか…。

 以上、究極の「モテ期」バンド、THE CLASHについて記した次第である。

(みんみん須藤)

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