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ディファ有明で『喧嘩屋VSプロ格闘家』 5対5マッチが開催された

 1ラウンド3分で行い決着がつかなかった場合はマスト判定方式とする。「ルールは喧嘩です!」のキャッチフレーズで2008年8月東京・渋谷Atomで旗揚げした、喧嘩格闘技イベント「KRUNCH」創立者の杉浦和男の不安、恐怖、社会に対する不満をリング上でぶつけ、「敗者復活の舞台をKRUNCHで創ってやりたい」という趣旨のもとエネルギーをぶつけ合う激しい闘いが繰り広げられた。

 今大会のメインは『喧嘩屋VSプロ格闘家』5対5マッチとしてKRUNCH精鋭群がボックスファイトで活躍するプロ軍団に2分3Rのボックスファイトルールでの試合を受けてたった。

 試合は流石にプロ対アマチュアの実力差が出て、先鋒から中堅戦までKRUNCH側は3連敗を喫するが、副将戦でプロ大会でも活躍して、この日も昼に茨城県で開催した地下格闘技大会に参戦してからのダブルヘッダーになる将軍が修羅場の数の違いを見せ、1Rから各ラウンドダウンを奪い最終3Rに3度目のダウンを奪いレフェリーストップでKRUNCH側が初勝利をあげた。大将戦は、元プロボクシング日本ウェルター級6位でキックボクシングにも転向したボックスファイト代表・戸田拳士と地下格闘技集団・野蛮一族代表の吉田武生の対戦、技術で上回る戸田に気持ちで前に出る吉田がスプリット2-1で判定勝ち、KRUNCH勢は2勝3敗と負け越しながらプロ格闘家に引けをとらない闘い振りをみせた。

 またKRUNCH第13戦から始まった75kg以下のトーナメントの決勝戦では三河幕府のMASAKIが判定で勝利し、地下格闘技団体の頂点に立った。

 第14試合には初期KRUNCHの中心選手だったが塀の中で俗世と3年間離れた杉浦グループの 林HITMAN大輔 が復帰戦をレフェリーストップのTKO勝利を飾り、創設者杉浦和男の唱える「挫折した人間にもチャンスを与える敗者復活の舞台」を具現した。

 対抗戦、ワンマッチだけでなく恒例の飛び入りマッチも行われ、観戦者も参戦できる活気ある大会であった。

2012年8月19日(日)
KRUNCH第十五戦
会場 ディファ有明

主な試合結果

〈第11試合〉
飛び入りワンマッチ
引分

〈第14試合〉
横浜のどすこい!
●ジャム(BIC WOEK)
レフェリーストップ
挫折しても挫折してもチャンスを与えるそんな心のデカイグループ!そう!杉浦グループより
○林HITMAN大輔(杉浦グループ)

〈第15試合 KRUNCH 75kg以下級決勝戦〉
喧嘩日本一は本当は俺だよ!
●小澤(JOKER)
判定
KRUNCHは日本のリングのUFC!だからこのリングに上がる
○MASAKI(三河幕府)

〈ボックスファイト VS Krunch 5対5・ボックスファイトルール2分3R 〉
〈第16試合・先鋒〉
○タイガーナッツ(ボックスファイト・翔拳道)
2RKO1:29※3ダウン
●鈴木悠太(野蛮一族)

〈第17戦・次鋒〉
○Kojiman(ボックスファイト・KAKOGYM)
判定3-0(29-28、29-28、29-28)
●竜坊(侍)

〈第18試合・中堅〉
○野村法宏(ボックスファイト・フリー)
2RKO1:11
●忠義(APACHE)

〈第19試合・副将〉
●岡田祐一(ボックスファイト・フリー)
TKO3R0:44
○将軍(侍)
※将軍昼に茨城の地下格闘技ST祭 後のダブルヘッダー

〈第20試合・大将〉
●戸田拳士(ボックスファイト)
判定1−2(29-28、28-29、28-29)
○吉田武生(野蛮一族)

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