2人は昨年11月、佐々木夫妻が同席した食事会で出会い、12月には交際に発展。今年3月11日、自身の24回目の誕生日に中嶋が「結婚してください」とプロポーズ。飯作さんは「ついて行きます」と応じたという。
「この人と一緒に生きたいと思った」と中嶋が話せば、父親代わりの佐々木は「オヤジとしては、すごくうれしい」と語り、母親代わりの北斗は「長男に嫁が来たような感じで、すごくうれしい。(プロレス界で)こんな金星をつかんだのは佐々木健介と中嶋勝彦くらいじゃないか」と笑み。飯作さんは「少しでも鬼嫁になれるよう努力したいと思います」とコメントした。
中嶋は02年12月、弱冠14歳で長州力率いるWJプロレスに入門。03年9月、同団体が主催した格闘技興行「X-1」でプロデビュー。04年1月にプロレスデビューを果たした。しかし、WJプロレスは経営難となり退団。同年3月、16歳の時に同団体に所属していた佐々木の元に弟子入り。佐々木の自宅に住み込みでプロレス修行に励み、佐々木&北斗夫妻が親代わりとなった。
その後、佐々木は新団体・健介オフィス(現DR)を旗揚げ。中嶋は同団体の若頭として活躍。世界ジュニアヘビー級、GHCジュニアヘビー級、WWA世界ジュニアライトヘビー級王座を奪取。師匠・佐々木とのタッグでアジアタッグ、東北タッグ王座も腰に巻いた。間違いなく、将来のプロレス界を担う逸材だ。
かたや、飯作さんは幼少期から新体操を始め、14歳で四大陸選手権日本代表に選ばれた。文京女子短大在学中にはシドニー五輪日本代表候補にまでなったスポーツウーマン。短大卒業後は競技を引退し、芸能界入り。10代目ミニスカポリスも務めたが、今年3月、結婚に備えるために芸能界を引退。現在はDRのグッズ売店を手伝っている。
7歳年上の良き伴侶を得た中嶋。これまで以上に精進して、プロレス界の頂点に上り詰めてほしいものだ。
(落合一郎)