この日、昨年のノア日本武道館大会以来、約11カ月ぶりとなる森嶋との一騎打ちに臨んだ健介。試合開始直後から、逆水平を繰り出せば、森嶋もエルボーで応戦する一進一退の攻防戦が続く。ところが、10分過ぎ、ヒップアタックやミサイルキックなど巨体を活かした技に苦戦させられるも、ラリアート、ストラングルホールドγで追い込んだ。
ところが、北斗ボムの体勢に入ったところを圧殺されると、ジャーマン、ダイビングボディープレスで大ダメージ。最後はバックドロップで、ブン投げられ返すことが出来なかった。
試合後、互いの実力を認め合い、抱擁を交わした。健介は「今日は気持ちのいい負け方だよね。過去にハセケンとかヘルレイザーズとかタッグでトップを歩んできた自負はある。オレたちもその域まで達してると思う」と過去の名タッグチームになぞらえた。さらに「心の友、心友になってノアを暴れまわりたい」とタッグベルト獲りを視野に入れていた。
◎中嶋が望月に完勝
また、中嶋勝彦はドラゴンゲートの望月成晃との一騎打ちに完勝。望月との“蹴撃タッグ”でドラゲーのタッグリーグに参戦することになった。
望月の最強ハイキック、一角蹴りなどを喰らいながらも、勝彦はジャーマン、右ハイキックで反撃。デスロールを後頭部に2発叩き込み、最後はジャーマン・スープレックス・ホールドでガッチリと3カウントを奪った。
これまで、望月と何度も抗争を繰り広げてきたが、完璧に勝利したことで終止符。試合後、望月から「ドラゴンゲートはタッグリーグが始まったばかりなんだよ。オレは最初からお前をパートナーにするつもりでいたんんだよ。よろしく頼むよ」とタッグリーグ参戦要請を受け「組んでやってみようと思います」(勝彦)と快諾。「出るからには優勝を目指していきます」と宣言していた。