交代のきっかけとなったのは、「2-1」と巨人1点リードの4回裏2死一、二塁でのこと。打席の吉川尚輝が三遊間を破るヒットを放つと、二走・丸は三塁を蹴り一気に本塁へ突入。DeNA左翼・佐野恵太の好返球もありアウトにされてしまったが、立ち上がる際に右太もも付近を何度かさするようなそぶりを見せた。
すると、丸はこの後6回表の守備から重信慎之介に代わり途中交代。試合後に取材に応じた原監督は「ちょっとアクシデントがあった。明日ちょっと様子を見る」と説明しつつも、「(重傷ではない)と思いますが。次のイニングも守りにいきましたから」と軽傷を示唆したという。
>>巨人・原監督、広島戦中の表情に驚きの声「ブチギレてないか」 逆転直後の一場面が物議、敵打者のファールも影響?<<
丸の途中交代を受け、ネット上には状態を心配する声が寄せられた。一方、中には「仮に軽症でもこのまま二軍行きでいいわ」、「元から打撃不振だし、再調整込みで二軍に落ちるいい機会だ」、「シーズン序盤で無理させる時期でもないから、一旦一軍からは外した方がいいのでは」といった指摘もみられた。
「今季の丸は19日の試合こそ2安打を放ちましたが、これを含めても『17試合・.175・1本・3打点』と打率は1割台。ただでさえ不振の中、故障まで抱えたとなると復調は極めて厳しいと言わざるを得ません。また、丸にとって右太ももは2018年に『右ハムストリング筋挫傷』で約1か月の離脱をしいられた箇所ですので、今は軽傷でも今後状態が悪化するリスクも少なくないといえます。そのため、原辰徳監督ら首脳陣は患部の状態にかかわらず丸を二軍落ちとし、しっかりと再調整させた方がいいのではと考えているファンは多いようです」(野球ライター)
今季はここまで全17試合(先発16試合、代打1試合)で起用されている丸。次戦の21日・ヤクルト戦でもこれまで通り起用されるのか、それとも欠場や二軍落ちがあるのかは要注目だ。
文 / 柴田雅人