会場では出演第1弾として、X JAPAN、LUNA SEA、GLAYの3グループを発表。LUNA SEAとGLAYを代表してSUGIZO(LUNA SEA/X JAPAN)とTAKURO(GLAY)も登壇した。
発起人のYOSHIKIは、かねてからSUGIZOやTAKUROと「もっとヴィジュアル系を盛り上げたい」と話していたそうで、「今回はフェス自体を僕らが立ち上げて、日本のヴィジュアル系文化を世界に発信していきたい。ヴィジュアル系というジャンルが固まってやる、挑戦状のようなフェスになる」と力強く語った。また、X JAPANは1月にギターのPATAが緊急入院し、2月から活動を休止していたが、YOSHIKIは「X JAPANが復活します」とコメントし、開催期間中はすべてステージに立つことを宣言した。
フェスは10月14日から16日の3日間を予定しているが、14日には1986年にYOSHIKIが設立したレーベル、エクスタシーレコードが主催していたライブイベント「エクスタシー・サミット」を24年ぶりに復活させることも発表された。GLAYは同レーベルに所属していたことはあるが、エクスタシー・サミットには参加したことがなく、今回が初参加となる。YOSHIKIが「GLAYはヴィジュアル系でいいのかな?」と質問すると、TAKUROは「ヴィジュアル系ですよ」と即答。「X JAPANと共演するのは夢だった。ようやく実現するのかと自分自身ワクワクした気持ちでいます」と明かした。
会見の締めの挨拶ではYOSHIKIが「本当はこの場にHIDEやTAIJIにもいてほしかったですけど…」と亡きメンバーについて語り、言葉を詰まらせる場面もあった。
会見終了後の囲み取材では、X JAPANの新アルバムリリース時期についての質問が出たが、YOSHIKIは「アルバムに関しては…、俺が言っても信用されないから(笑)」と話し笑いを誘う。SUGIZOは「99%出来ていて、最後のひと作業の段階。本当に追い込みの最中なんですけど、この残り1%が50%なんだよね」と説明したが、TAKUROから「混乱するからや、めて!」とツッコミが入り、最終的にはYOSHIKIが、「フェスでは新曲もやります!」と明言し、アルバムの話題は切り上げた。(斎藤雅道)