業務上横領の疑いで逮捕されたのは、東京都墨田区の電気空調設備などを手掛ける「大坪電気」の元経理センター長(49)。2013年から2017年にかけ、経理責任者という立場を利用し、インターネットバンキングを使い自身の口座に会社の金を入金していた。
必要となるIDやパスワードは全て1人で管理しており、発覚することはなかったという。その額は、なんと2億5000万円にも及ぶ。元経理センター長は2017年の税務調査で横領が発覚しており、すでに解雇されていた。今回逮捕容疑となったのは、2013年から2015年の間の横領1億4300万円分だ。
2億5000万円という金を何に使っていたのか。警察によると、2億5000万円のうち2億円をキャバクラの費用に充てていたのだという。社員が汗水垂らして得た金を、自身の遊びたいという欲求を満たすために使っていたとは驚きだ。
異常な事件に、「愚かすぎる」「偉い奴ってこんなのばっかりだよね」「許せない」と怒りの声が上がる。さらに、「会社はずっと気が付かなったの?」「会社の管理もずさんすぎるでしょ」と、会社の管理体制に疑問を呈す声も。
また、「キャバクラにしてみればいい客」「そんなに注ぎ込みたくなるようなキャバクラがこの世にあるのか?」という声も出た。
「若い頃に遊んでいない男性が自分の自由にできる金ができると、大概キャバクラか風俗にハマります。
特に、キャバクラ嬢は巧みに色恋営業を仕掛け、自分の指名に繋げる。あまり女性経験のない男性は、そんな様子に熱を入れ、それこそケツの毛までむしり取られてしまうことになります。良いように扱われ、借金地獄に陥った人間も少なくありません。
おそらくこの男も、キャバクラ嬢に色恋営業を仕掛けられ、勘違いしたのでしょう。金払いの良い客はモテますし、高年収ならその先もありえますからね。しかし、それが不正をして得た金では、元も子もないです」(キャバクラ・風俗に詳しいライター)
勘違いした男の末路は、横領の上逮捕という最悪なものになった。