逮捕されたのは、愛媛県今治市の県立今治特別支援学校に勤務する34歳の男性体育教師。愛媛県教育委員会によると、今年7月から10月の間に職員室や更衣室に侵入し、同僚の財布から繰り返し金を盗んでいた。現在わかっている被害額は約12万円とのことだ。
被害に気が付いた同僚教師の1人が、学校に報告。結果、34歳の体育教師の犯行である可能性が高まり、容疑を認めた。現在、返済の意思を示していることから警察に被害届を出す予定はないとのことだが、教育委員会は男が長期かつ複数回犯行に及んでいることから、悪質と判断。この教師を懲戒免職とした。
34歳の体育教師はなぜ犯行に及んだのか。教育委員会の調査に対し、「パチンコやボートレスの費用やタバコの購入に充てた」などと話しており、実に身勝手な理由で、他人の財布から金を抜き取っていた事実が判明した。
この呆れた教師の行動にネットの反応も厳しい。「教師は頭のおかしいやつしかいないのか。なぜおかしな人間が採用されるのか」「教師という職業の人間に嫌悪感と不信感を持つ。犯罪が多すぎる」「体育教師はこういうの多いイメージがある」「絶対にもっと前からやっている。なあなあで済ませてきた結果がこれなのでは」と男や教師全体への怒りや不信の声が広がる。
一方で、「速やかに懲戒免職にしたことは評価できる」「教育委員会の対応は良かった」と愛媛県教育委員会の対応を評価する声や、「愛媛の事件は懲戒免職処分なのに神戸のいじめ教師はなぜそうならないのか」「神戸いじめも即免職とするべきだ」と、同僚いじめ事件が発覚し、現在も分限休職処分としている神戸市の対応を疑問視する声も出た。
性犯罪、いじめ、窃盗と、教師の犯罪は毎日のように報道されている。しかし、教育委員会や学校は記者会見で報道陣に頭を下げるのみで、採用の厳格化や第三者機関の設置などの管理体制変更などは一切行っておらず、教師の不祥事を黙認しているのではという疑念すら生まれている状況だ。
教師の信頼が地に落ちている昨今。真面目に頑張っている教師が馬鹿を見ないためにも、問題を起こす教師については厳しい処分を行っていくべきではないだろうか。