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勝手に選ぶ芸能界10大ニュース その2 総選挙に出馬した『タレント議員』たちの明暗

 戦前の予想通り、自民党の圧勝で幕を閉じた総選挙だが、今回も芸能活動でそれなりの知名度がある「タレント議員」たちが出馬した。

 「人生で初めて」という円形脱毛症になりながら選挙戦を戦い抜いたのは昨年の震災以降、脱原発運動の急先鋒として活動している俳優の山本太郎。

 各スポーツ紙などによると、知名度があるだけに街頭演説では毎回多くの聴衆を集め、ジュリーこと歌手・沢田研二も応援にかけつけたが、いかんせん相手が維新の代表で前都知事の石原慎太郎氏の長男で自民党の石原伸晃氏とあっては部が悪すぎて落選したが、今後につながりそうだという。

 「石原氏相手に7万票獲得したのは大善戦。おそらく、夏の参院選にも出馬することになるだろう。ただ、脱原発一本槍では有権者に飽きられることになりそうだが…」(永田町関係者)

 冬季五輪のスピードスケート金メダリストの清水宏保も出馬したが、山本のように善戦すらできずに惨敗。地元・北海道では人気の高い、鈴木宗男氏率いる新党大地から出馬したが、まったく有権者に受け入れられなかったようだ。

 「クラブのホステスと不倫した挙げ句、モデルの高垣麗子と離婚。大手芸能プロのバックアップで松山千春や細川たかしが応援に駆けつけたが、まったく効果がなかった。本人も政治に対してあまり興味がなさそうで、当選した冬季五輪同種目のメダリストである自民党・堀井学氏とは“格”が違いすぎた」(同)

 第3極の筆頭格で多くの議席を獲得した日本維新の会からは元グラドルの佐々木理江が出馬。グラドルとしては珍しい国立大卒とあって期待されたが、清水同様、まったく相手にならずに惨敗した。

 「ろくに演説もできず、政治家としての資質はゼロ。いくら維新でも、あれじゃあ、有権者の支持は得られないだろう。とはいえ、今回の出馬で知名度をアップさせたので、またまたタレント活動を再開することになりそう」(週刊誌記者)

 夏の参院選にはもっと多くの「タレント議員」が出馬することになりそうだが、もう少し、いろんな面で政治家向きのタレントに名乗りをあげてほしいものだ。

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