今年もヒットチャートを席巻し、総選挙は昨年以上の盛り上がりを見せた人気アイドルグループAKB48だが、今年だけで冒頭に名前を並べた13人のメンバーが抜けた。
09年から11年までの総選挙の順位が1位→2位→1位で“不動のセンター”と呼ばれた前田は3月のコンサートで卒業が発表され、8月に秋葉原の劇場公演で卒業。卒業当日は公演の模様がテレビで生中継され、劇場の外にはチケットを取れなかった前田ファンが集結するフィーバーぶりだったが、華々しくグループを去ったのは前田ぐらい。
指原は6月に「週刊文春」(文芸春秋)で過去に男性ファンと交際していたことを報じられ、事実でないことも記載されているとしたものの、男性が友人であったことは認め、ファンや関係者に向けて謝罪した。責任をとる形で総合プロデューサーの秋元康氏から福岡・博多を拠点とする姉妹グループ・HKT48への移籍を命じられた。指原を追うように多田は8月の東京ドーム公演で同グループへの移籍が発表された。
そのドーム公演では宮澤と鈴木が中国・上海で1期生を募集中のSNH48へ、高城と仲川がインドネシア・ジャカルタが拠点のJKT48へ期間限定で“留学”することが発表されるサプライズがあった。
「恋愛禁止」がルールのAKBだけに、指原に対する処分はまだまだ寛大な方で、1月に男性とのプライベート写真が流出した米沢と平嶋が、つい先日は婚約中だったDA PUMPのISSAとの“お泊まりデート”を「文春」に報じられた増田が責任をとる形で脱退した。
モデル活動を経て鳴り物入りでAKB入りした光宗は研究生だったにもかかわらず、ドラマやバラエティー番組に出演し「スーパー研究生」と呼ばれるも総選挙では順位なしという屈辱の結果に。プレッシャーからか体調を崩し、ドーム公演へは参加せず、そのドーム公演で正規メンバーへの昇格が発表されたが、10月に活動を辞退。佐藤は学業への専念を理由に卒業した。
時期は発表されなかったものの、河西智美の卒業も発表されたが、来年以降はどうなってしまうのか?
「まだまだプロ意識の低いメンバーも多く、男性と遊びたい年頃。にもかかわらず、事務所はそこまで管理できないので、スキャンダルで脱退するメンバーはまだまだ出てくるだろう。また、最年長メンバーの篠田麻里子、ソロデビューが決定した高橋みなみら人気メンバーも徐々に卒業させていかないと新しいスターが出てこない」(芸能プロ関係者)
とはいえ、せっかくの推しメンが抜けたファンはたまったものではないだろう。