「正直夏は休む間もありません」と木原は語るが、調べたところ氏は夏も冬も関係なく忙しく活躍している。今年だけで、「九十九怪談〜第2夜」「大人の怪談」「怪談実話系2」など、書籍が6冊発売され、雑誌連載が2本。作品が映像化されたDVDも2本発売され、NINTENDO DS専用ソフト「ツキビト」の制作協力や読み切りの怪談を執筆。イベントには大阪・京都と飛び回り、果ては、ラジオパーソナリティーまで務めている。
そんな木原は、宮崎駿率いるスタジオジブリの制作進行として「天空の城ラピュタ」参加後、「となりのトトロ」「魔女の宅急便」の制作デスクを担当していた。またムック本や書籍の企画・構成・執筆を行い、ヒットメーカーとして業界では知らない人はいない。企画・構成ブレーンを務めた「空想科学読本」(宝島社)はベストセラーシリーズとなり、最近ではダイエット本「いつまでもデブと思うなよ」をヒットさせた。漫画原作や、アニメコードギアス公式ファンサイト「ギアス★net」の監修も務めている。
木原が言うには「市場は100年に一度の不況であるが怪談の世界では100年に一度の当たり年だそうで、手軽に凉める怪談がブームになっている」そうだ。