2日の放送では、前日の1日にネプチューン・名倉潤がうつ病のため2カ月ほど休養することを発表したことを受け、その経緯や行動などを分析。原田泰造や堀内健の言葉、おしどり夫婦として有名な妻・渡辺満里奈のブログも紹介した。名倉は2018年6月に頸椎椎間板ヘルニアの手術を受けた際、身体が傷つけられる「侵襲」で、普段の生活では経験しないストレスを負い、精神の安定のために療養が必要となったという。
小倉は「うつ病っていうのはちょっと言いにくい」「休養前に公表した名倉さんに敬意を表する」とコメント。テレビのレギュラー番組を5本抱え、メンバー、夫婦との仲も円満に見えた中で長い間苦しんでいたことを想像しながら「うつ病って克服するのが大変な人もいれば、早めにそこから抜け出す人もいるし、気持ちの持ちよう一つでも違ってくるでしょうから、治療はかなり大変だと思う」と言葉をかけた。
しかしこの「気持ちの持ちよう一つで」という言葉が、うつ病を患ったことのある視聴者の気持ちを逆なでしたようだ。「小倉さん。気持ちの持ちようでは治らないのがうつ病なんだよ」「コントロールできないから苦しむのに、やっぱりそういう感覚の人はまだいるんだね」「こんな風にうつ病のこと全国放送で言ってほしくない」などの声が続出。“自分でどうにかできる病”ともとれる発言をしたことに、視聴者は苦言を呈していた。
また、報道の中で、コメンテーターとして出演した米・コロンビア大学の加藤友朗教授は、「うつ病という病気は放っておくと大変なことになる。緊急事態は死にたくなるということもあるわけですから、うつ病だということをちゃんと(周りの)みなさんが認識して治療に当たられるということ、サポートする雰囲気っていうのは大事」とうつ病の人への関わり方を説いた。
小倉はそれを踏まえて「うつ病は原因が分かる場合もあるんでしょうけども、何でこうなってしまったのか分からないと聞くこともある。女性だと更年期障害がきっかけでそうなるケースもあるようですし」と述べた。この発言にもネットユーザーからは「更年期は男性にもあるよ?」「いつもの偏見発言出た」と批判が続出。小倉は病気に理解を示しているようにも見えるが、その発言にはズレがあると指摘していた。
さまざまなケースがあり医者でさえ正確な診断が難しいとも言われるうつ病。安易に「分かっている」と語ることは控えるべきだったのでは。