その高尾山観光に行く際、是非とも立ち寄って欲しい穴場があります。
その名も「日光屋」。高尾山のふもと、高尾山口駅から徒歩2分ほどです。駅の改札から見える鳥居を抜け、道路に出て右方向に歩くとあります。おいしいお蕎麦を食べることができ、お土産物屋さんも併設されていて、個性的なお土産も買うことができます。まずは、お蕎麦からご紹介します。
私のイチオシ、とろろそば(750円)の「冷やし(いわゆるとろろ添えのざるそば)」です。普通は「お土産物屋さんもやっている」お蕎麦屋さんと聞くと、大丈夫かな? と思うかもしれません。しかし、ここでは手頃な値段で、こだわりのお蕎麦が食べられます。
麺は、オリジナルの幅広の平打ち麺。火が通りやすく、サッと茹でてサッと食べられるということで、平打ちにしているそうです。コシがありつつもツルリとしたのど越しで、蕎麦好きにはたまりません。麺には青のりが振り掛けられ、つゆには粘り気のあるとろろ、小さめの鶏の卵が入っています。
このとろろは大和芋と長芋をブレンドして、蕎麦に絡みやすいように濃さを調節しているそうです。この手法は珍しく、やっているお蕎麦屋さんはあまりいないそうです。どろりと濃厚なとろろが、サッパリとした蕎麦によく合うんですよ。
つゆはカツオ出汁で、甘みが抑えられており、キリリとした味わいです。本当においしくて、いくらでも食べられそうです。
そして、お土産物コーナーですが、ここはかなりの「価格破壊」が起きています。とにかく手頃なお値段です。例えば、高尾山のペナント(200円)、天狗をあしらったキーホルダー(200円)、天狗のプラスチック面(200円)など、値段を見て驚くものばかりです。「なんでこんなに安いんですか?」と店主に伺ったところ、「販売当初からほとんどのものを値上げしていないだけ」ということでした。「価格破壊」というより、昭和のままで物価が止まっている…といった感じでしょうか。「7割ほどがオリジナル商品で、中間業者を挟まないからこの値段にできる」との理由もあるようです。
とにかくこの日光屋さん、蕎麦はうまいし、佇まいも何処かノスタルジィを感じさせます。店先で自然薯を売っているところなんかも素敵です。これからもここで変わらずにお店をやっていっていただければなぁ…と思います。ああ、またあそこに行きたくなってきました…。
高尾山には他にもおいしいお蕎麦屋さんがいっぱいです。蕎麦好きの方はそれだけでも行く価値があると思いますよ。
★ただ今、高尾山では「冬そばキャンペーン」をやっており、駅などで配布されているパンフレットの割引券で、加盟店の500円以上のそば・うどんが100円引きになります(期間は3/31まで) 。
御食事とおみやげ「日光屋」
東京都八王子市高尾町2264
営業時間9:30〜16:30(木曜日定休、木曜が祝日の場合、前日水曜が休み)
http://www.8show.jp/store/store_view.php?store_id=S0000667
(ぬらりひょん打田 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou