この日、11月11日に行われる東京・両国国技館大会でジャイアント・バーナードと組み中西学&永田裕志と対戦することが決まった中邑。会見ではG1準決勝の永田戦で脱臼した左肩について「大体90%戻ってる」と回復経過を報告した。
当初は絶対安静3カ月で年内絶望とみられていたが、早期復帰を実現させた。「まだ肩はバカバカいってる。でもここでもうちょっととか言ったら中邑真輔は終わっちゃいますから」。戦線離脱している間に同世代の棚橋弘至が王座奪還し、凱旋帰国した後藤洋央紀がタイトル挑戦をつかんだけに、中邑は完調でなくともいち早くリング復帰する道を選んだ。
復帰戦で狙うのはもちろん永田の首。「本当ならシングルでもよかった。あそこで僕の時間は止まってますからね」。G1の清算とともにIWGPロードへの空白の時間を埋めるハラだ。
「早くIWGPベルトを巻けるようにする」。最短距離で頂を目指すことを誓った中邑は、無論1・4東京ドームまでにIWGP再挑戦を目指す腹積もりだ。