今年、日ハムは北海道移転15周年イヤーだ。オープニングシリーズ期間中には、平昌オリンピックで活躍した北海道出身のアスリートが続々と登場し始球式を務めることが決定した。
3月30日(金)はスピードスケートの女子チームパシュート、女子マススタートの2種目を制し、夏の五輪を含め日本の女子選手で初めて1大会2つの金メダルを獲得した高木菜那選手(幕別町出身)、4月1日(日)はノルディックスキージャンプ・女子ノーマルヒル個人で銅メダルに輝いた高梨沙羅選手(上川町出身)が「登板」。4月7日(土)はスピードスケート4種目に出場し、金銀銅全てのメダルを獲得した高木美帆選手(幕別町出身)が登場する。
またカーリング日本代表で、男女を通じて初めてメダルを獲得した女子の「そだねージャパン」LS北見の5選手が、開幕戦にビデオメッセージを寄せる形で応援する予定だという。
球団広報は「セレモニーでは“15年目のファイターズ”の船出にふさわしいプロジェクションマッピングを実施する。現在のファイターズがあるのはファンのみなさまの存在があってこそ。来場していただくみなさまのご協力により演出が完成する、ファン参加型のセレモニーを行いたい」と強調。北海道のファンへ感謝の気持ちを込めて、イベントをともに作り上げる考えを明らかにしている。
昨年は5位に終わってしまったファイターズだが、仕切り直しとなる今シーズンは、札幌ドームや東京ドームで“もぐもぐ”しながら、メダリストの始球式を堪能し、開幕ダッシュを期待したい。
■高木菜那選手のコメント
北海道の球場でずっと投げてみたいと思っていました!お話をいただいたときからスケート部のチームメンバーや監督と練習しています。当日は、せめて・・・!ホームベースまで届くよう頑張りたいと思います。ファイターズはイケメン選手が多いと聞いていますので、ぜひ札幌ドームに来ていただいて、応援してもらえるとうれしいです。スケートのことにも興味を持ってもらえるともっとうれしいです。
■高梨沙羅選手のコメント
北海道に球団が誕生して15年目の記念すべき開幕シリーズの始球式を務めさせていただき、北海道民として大変光栄に思います。札幌ドームでは2回目の登板になりますが、今シーズンのファイターズの日本一への祈りを込め、チームに勢いをつけられるよう一生懸命投げたいと思います。初お披露目のスカイブルーのユニフォームを着るのも楽しみです。皆さん、今シーズンも一緒にファイターズを応援しましょう!!!
■北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹監督のコメント
オリンピック終了後の多忙の中、これだけたくさんのメダリストのみなさんがファイターズのために駆けつけてくださることに、まずは感謝しなければなりません。オリンピックに向かう過程での頑張りも見させていただいていましたし、極限で発揮されたパフォーマンスにはアスリートの強い魂を感じました。常々「感動は推進力になる」と思っています。日本中を感動させてくれた皆さんの登場をファンの人たちと一緒に楽しみにしていますし、少しでもオリンピックの雰囲気の中、どのような心持ちでプレーしたのかうかがう機会があれば幸いです。道産子アスリートのみなさんがくれた感動を推進力にし、ファイターズも前へ突き進みます。
文・増田晋侍