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痴漢容疑の近大非常勤講師が線路上を逃走

 大阪府警東署は6月6日、大阪市営地下鉄の電車内で痴漢行為をしたとして、近畿大非常勤講師・遠藤功樹容疑者(34=東大阪市額田町)を府迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕した。

 遠藤容疑者は電車内で痴漢被害を訴えられ、地下鉄御堂筋線本町駅(大阪市中央区本町4丁目)で下車。ホーム上で他の乗客ともみ合いになり、線路上に降りてトンネル内を逃走。隣駅の淀屋橋駅方面に約1キロのところで、追いかけてきた本町駅駅員と、淀屋橋駅駅員に挟み撃ちされる形で取り押さえられた。

 逮捕容疑は同日午後10時40分頃、淀屋橋と本町間を走行中の地下鉄の電車内で、大阪市内の20代女性の下半身を触ったとしている。遠藤容疑者は容疑を認めており、「警察に連れて行かれるのが怖くなり、線路に飛び降りて逃げた」と供述しているという。

 この騒ぎで、御堂筋線は午後10時46分から10分間、上下線とも運転を停止、約7000人に影響した。線路脇に送電線があり、大阪市交通局は感電防止のため送電を停止したという。

 勤務する近畿大によると、遠藤容疑者は06年から現職で、英語を担当している。

 「警察に連れて行かれるのが怖くて逃げた」というのは分からなくないが、よりによって、線路上を逃げなくてもいいだろう。ひとつ間違えたら、電車と接触したり、感電したりで大惨事にもなりかねないところだった。

 10分間も電車が止まったわけだが、家路を急いでいた乗客らにとっては、はなはだ迷惑な話である。

 非常勤講師とはいえ、教育者であることに違いはない。痴漢など、その立場にあるまじき行為である。
(蔵元英二)

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