ゆりやんは、とぼけたような見た目に比して、名門として知られる関西大学出身のインテリキャラである。さらに、中学時代からアメリカ映画を教材に英語の勉強を始め、芸人になった後は、テレビ番組の企画でニューヨークに3か月滞在したこともあり、現在はペラペラという状態である。これまでの日本人コメディアンが得意とした動きの笑いに加え、言葉でも勝負ができる存在だといえるだろう。
ネット上では「ゆりあん、マジですごいな」「ピース綾部ごぼう抜き間違いなし」といった反応が聞かれた。日本人お笑い芸人によるアメリカライブといえば、あの腹話術芸人の活躍も知られる。
「いっこく堂ですね。独学で腹話術を習得し、『声が遅れて聞こえてくるよ』『衛星中継』といった持ちネタで、2000年代初めのテレビバラエティ番組で、ブレークを果たしました。いっこく堂は、同じネタでアメリカでもライブを成功させています。Wikipediaには『英語が得意』と記されていますが、『TV Bros.』(東京ニュース通信社)で、著名人が自らWikipediaを添削する『ウィキ直し』に登場した時には、『英語は得意ではなく丸暗記』と訂正していましたね。ただ、それでも腹話術を口の中が血まみれになるほど練習したのと同じように、努力のなせる技といえるでしょう」(芸能関係者)
やはり、日本人のコメディアンにとって、アメリカでの成功はひとつの名誉ではあろう。ゆりやんのさらなる活躍に期待したいところだ。
記事内の引用について
ゆりやんレトリィバァのツイッターより
https://twitter.com/notinu