5月2日にタッグマッチで直接対決している田中と永田。激しく感情をぶつけ合うなど、頂上決戦への機運が高まりを見せつつあるが、2人の因縁はますます深まってきている。
この日の大会で、永田は中西学とタッグを組み、大谷晋二郎&大森隆男のゼロワン勢と激突。中西が大☆中西ジャーマンで大森を沈めて試合に勝利。因縁の相手である田中との直接対決ではなかったものの、「オレは病み上がり。ちょっと復調したとはいえ、完璧じゃない。その永田裕志を倒せなかった。オレはもうゼロワンMAXに出る必要ないかも」。団体対抗戦の勝利を宣言し、撤退をほのめかすことで挑発してみせた。
永田の発言に田中はすぐさま呼応。ゼロワンMAXの至宝である世界ヘビー級王座を腰に巻く王者としてのプライドをのぞかせながら「ゼロワンのリングでフォールも奪ってないヤツが何を言っとんねん。オレを倒してから言え」と噛みついた。永田の撤退発言を「逃げ」と捕え激しく糾弾してみせた。
7・7新日プロ後楽園ホール大会では5月に続き再び大谷と組み、永田&中西と再戦することが決定している。田中はその舞台で挑発を繰り返す怨敵に病院送りを宣言した。「まだ病気が回復してへんなら、いっそリングサイドにリングドクターでも用意しとけ」。脳障害から戦線復帰したばかりの永田に対し、屈辱的な言葉を浴びせかけた。
互いに感情をぶつけ合い、深まるばかりの2人に危険な香りが漂う。ゼロワンVS新日プロの対抗戦で血の雨が降ることになりそうだ。