請福酒造の担当者に今回のコラボに至った経緯や、普段なかなか取り上げられることがない泡盛の保管事情について聞いてみた。
Q:もやしもんドラマDVD発売記念コラボは、いつ頃に決定したのでしょうか?
A:DVD発売の発表前に販売元の東宝さんよりお話を頂きました。たしか、第2弾のもやしもん梅酒が完売して程なくだったかと思います。
Q:限定販売が87本とかなり限られていますが、古酒の保管量に関係しているのでしょうか?
A:現在、泡盛業界全体でも20年以上の古酒というのはなかなか市場に出回りません。弊社でも今回の1982年蒸留の泡盛古酒は残数僅かで、今後も一般販売の予定はありません。
Q:古酒28年物を発売することになったのはどのような理由からですか?
A:残り貯蔵数の少ない希少なお酒なのですが、他のお酒にはない泡盛特有の古酒の持つ魅力を少しでも多くの方に知って頂くよい機会かと思い、意を決して製造いたしました。
Q:古酒を保管することで難しいのはどんなことでしょうか?
A:一つは、温度変化や衛生環境、保管場所の問題もあります。沖縄の場合はとんでもなく大きな台風の直撃に遭うリスクがかなり高いのでそれに耐えられる安全な保管場所が必要です。
もう一つは管理コストではないでしょうか。保管しておけばおくほどそれだけ管理コストがかかりますので、実際小規模経営の蔵元では資金フローの関係でなかなか古酒を貯めきれないという問題もあります。
Q:「もやしもん請福1982」をお酒の弱い人でも飲めるオススメの割り方は?
A:28年ものの古酒ですのでブランデーグラス又は、大き目のワイングラスで香りを楽しみながらストレートで少しづつ味わいながら、ゆっくり飲むことをお薦めいたします。氷を入れる場合も少量をあまり薄まらないうちに飲んでいただくのがお薦めです。
正直に申し上げて古酒そのものの味わいをじっくり楽しんで頂きたいので、何かで割ることはあまりお薦めできません。ただ、こういった種類のお酒はたくさんを一度に飲むというお酒ではないと思いますのでお酒が弱い方でも、楽しんで頂けると思います。
Q:今後はどのようなコラボ泡盛を仕掛けていきまか?
A:今まで泡盛を飲んだことのない方にも面白いと喜んで頂ける、あっと驚くような商品を開発してまいりたいと思っています。そうすることで、泡盛全体の裾野も広がっていくのではと考えております。
※請福酒造有限会社
本社:沖縄県石垣市新川148-3
http://www.seifuku.co.jp/
※文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou