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ROCK'A'TRENCH対バン・イベント、満を持して開催された東京公演は大熱狂!

 6月22日(水)に10枚目となるシングル「光射す方へ」を発売、秋から12月にかけての全国ツアーも決定するなど破竹の勢いで躍進を続けるROCK'A'TRENCH。

 タイトル曲「光射す方へ」は、現在テレビ東京系列にて毎週月曜夜10時より放送中の連続ドラマ『鈴木先生』のオープニング・テーマとして絶賛オンエア中。視聴者に鮮烈な印象を与え、多くの共感を呼んでいる話題のナンバーだ。また、2009年の1st以来となる2ndアルバム・リリースに向け、3作連続シングル・リリース企画を実施中の彼ら。「光射す方へ」は、「Music is my Soul」「日々のぬくもりだけで」に次ぐ第3弾シングルでもある。

 そんなROCK'A'TRENCHが、今春から対バン・イベント『ROCK'A'TRENCH presents Active Rock vol.1』をスタート。4月に開催された大阪・名古屋公演に続き、満を持しての東京公演が5月29日(日)に下北沢THE GARDENで開催された。

 当初、渋谷CLUB QUATTROにて4月14日に予定されていたこのイベント。東日本大震災の被害の状況をふまえ、メンバー、スタッフ一同の協議により開催が見送られ、この日は振替公演として行われた。大阪ではラムジ、HaKUとともに、名古屋では盟友Jackson vibe、竹内電気が出演、そして今回の東京公演ではTHEラブ人間、smorgasが登場と、なんとも多彩なラインナップ、今後もオーディエンスにとって楽しみなイベントの一つとして成長していきそうだ。

 あいにくの台風接近の大雨のなか、東京での開催を待ちわびた多くのオーディエンスが集結。一番手のTHE ラブ人間は、日常を活写するフォークの精神性、ロックの衝動と人間臭さ、ポップの普遍性、そしてヴァイオリンの音色の狂おしさとが入り交じる、独自の豊かな音世界を作り上げ場内を魅了。昨年8年ぶりにオリジナル・メンバーが集結し再始動を果たしたsmorgasは、身体を揺らさずにはいられない貫禄たっぷりの王道ミクスチャー・サウンドを展開し、初めはアウェイ感も漂ったフロアの空気を完全掌握。熱量溢れる2MC、鉄板の演奏力、そして唯一無二の強烈なユーモア・センスでその存在感を大きくアピールした。

 そして、オープニングSEにのせ、大きな拍手に迎えられてステージに姿をみせたROCK'A'TRENCHの5人。ヴォーカルの山森大輔の「ROCK'A'TRENCHです。シモキター!」の第一声とともに、「My SunShine」でスタート。続いて跳ねるようなスカのリズムが痛快な「Night and Day」から、勢いもそのままに新曲「everybody clap」を披露。未発表曲にもかかわらず、文字通り場内中に手拍子が巻き起こった。この日、待望の2ndアルバムがいよいよ今夏“暑いうちに”(山森談)発売されることが明らかにされ、収録予定という新曲で「旅するバンド」とMCで紹介された「Trippin' Band」もプレイ。美しいメロディを備えつつも、「どこまでも行くんだ」というフレーズに気持ちを奮い立たされれる名曲で、ニュー・アルバムへの期待度も高まるばかりだった。

 冒頭から沸点超えの流れに、思わずフロアから「楽しいです」の声が上がる。それに「俺もです」と笑顔で応える山森。震災の影響でイベントを中止にした方がいいのか迷ったことや、「嵐の夜来てくれてありがとう」とオーディエンスへの感謝の気持ちが率直に伝えられた。また、THEラブ人間との関係性や、smorgasとの意外な交友録、下北沢への愛着とバンドの原点がここにあること−−例えば山森と畠山によるROCK'A'TRENCHの前身プロジェクトの初ライヴが下北沢のBASEMENT BARで行われたこと、河原、豊田、オータケがバンド加入を快諾した場所が下北沢であったことetc…などファンにとってはなんとも興味深い話題も開陳された。
 
 そうした温かみのあるコミュニケーションで、場内の雰囲気を和ませつつも「僕らのスタイルは、まっすぐ、恥ずかしがらずに愛を歌っていくバンドでありたいと思います」とこのバンドのスタンスをあらためて表明。「日々のぬくもりだけで」「Baby's Extreme」といった新しめの曲群などに交じって、インディ時代の「South Wind」も飛び出すセットリストに、フロアからは思わず「セトリがやばい」の歓声も。

 ROCK'A'TRENCHのディスコグラフィーにあって、随一のポジティヴ・ロック・ナンバー「JUMP STAR」でこの日のピークを記録。ラストの新曲「光射す方へ」まで、時間があっという間に過ぎていく。当然アンコールを求める「ロッカ!」「トレンチ!」「ロッカ!」「トレンチ!」というメンバーの登場を待ちわびるコールがフロアに数分間にわたって響きわたる。

 全員揃いのツアーTを着て登場したアンコールでは、THEラブ人間のヴァイオリニスト谷崎航大を迎えた、この日ならではの豪華ヴァージョンの「Music is my Soul」。そして、「Don't Stop The Music」の2曲を投下。タオルがブンブン舞い、陽のヴァイブが充満する幸福なエンディングに、場内には笑顔が溢れた。閉演後、熱演の直後にもかかわらず、自ら復興支援のための募金箱を携え入口に立って観客を見送るメンバーの心意気も胸を打った。

 次回の『ROCK'A'TRENCH presents Active Rock vol.1』は7月1日に代官山UNITで開催予定。どんな競演が繰り広げられるのか、今から出演者発表が楽しみでならない。

<関連サイト>
ROCK'A'TRENCH オフィシャル・サイト
http://rockatrench.com/

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