和歌山県出身の淵上は中学卒業後、15歳で親元を離れJリーガーを目指して大阪に“サッカー留学”。ガンバ大阪ユースを経て流通経済大学に進学するサッカー界のエリートコースを歩んだが挫折してJリーガーにはなれず。今度は俳優業に挑戦することになった。
27歳だった11年公開の映画「軽蔑」で俳優として本格デビューを飾り、同年、堀北真希主演のドラマ「生まれる。」(TBS)レギュラー出演を果たした。
その後、映画は「東京プレイボーイクラブ」、「ヘルタースケルター」、「プラチナデータ」、「共喰い」、そして今秋公開の「花宵道中」では劇中でオールヌードを披露した女優の安達祐実の相手役として出演。
ドラマは「運命の人」、「S -最後の警官-」などに出演していたが、昨年放送された「Google」のCMがブレークのきっかけとなった。
「昼顔」ではイケメンの元Jリーガー役を熱演。10月からは沢尻エリカ主演のドラマ「ファーストクラス」(フジ)に主要キャストで出演するから、こちらも話題になりそうだ。
「目標の俳優としてあげるのは、同じ事務所の先輩である大森南朋のほか、光石研、浅野忠信、加瀬亮、オダギリジョーら演技派ばかり。本格的にサッカーに打ち込んでいたこともあって、かなり芯が強く、とことん芝居にのめり込むタイプなので、役者としては成功するだろう」(映画関係者)
息の長い俳優になりそうだ。